昨日の田原のサンプロ。
墓掘り番人の顔を持つ細田とフランケン岡田が、幹事長対決でやり合った。 中身の問題ではなく、もはや腐れ掛かった代議士連中を、選挙という修羅場をくぐらせる季節がやってきた。お互いが好き勝手な事を言っている訳だから、一度ブレイクして、国民のジャッジを仰げということ。 鳩山邦夫の首が切られてから自民党の政治家は、「麻生さんとは心中できない。この党首に生命を賭ける訳にはいかぬ」 という声が公然と出始めた。 今さら遅いという気がしないでもないが、まだ1年も経っていない昨年の9月に麻生太郎は、総裁選で圧勝したことを自民党は忘れているのか。そして最近では麻生を降ろして、舛添をかつぐと言い始めた。あの自己中のハゲネズミを自民党の顔にするというのだから、恐れ入った。 まだ石原伸晃の方がましではないか。それとも清水の舞台から飛び降りる気持ちで、「そのまんま東」か「たけし、シンスケ、サンマ」 あたりを引っ張り出すというのも自民党にとっては「有り」なのかもしれない。 もはや麻生太郎と同じ漫画の世界だ。 麻生のナマのツラなど見たくはないが、ヘタなお笑い芸人より笑えるのは、人は誰でも取り柄というのはあるものだ。
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心臓移植の実態。
1億6千万円対168万円。
この数字は何を意味するか。 日本人が米国で心臓移植を受けた場合、目安として1億6千万の手術費用が必要だ。日本で心臓移植を受けた場合、実績的には168万円で済む。但し、この168万円は3割負担のケースだから、実際には560万円かかる。 しかしそれでも米国とは比較にならぬほど安い。 さらに日本では、高額医療費の還付制度があるから、168万円を病院に支払っても、その年度内には、少なくても数十万円が還付される仕組みになっている。この還付金は、その人の納税額によって異なる。但し、米国の1億6千万円費用というのは、あくまでも日本人価格である。
さて話を戻そう。 最近の例では、春に米国へ渡り、5月上旬に米国UCLA大学病院で心臓移植に成功した長野県の山下夏君(7歳)の場合、1億8千万円(現在2億円を超えた)を募金でまかない、その殆どをUCLA大学病院にデポジット金としてお金を預けたとされる。 そして別のケースでは、日本人の小児患者が4億円を求められたという。年々の大幅な値上げについて、外国人の医療費を値上げすることで米国内の待機患者の不満を解消する為と表向きは言われるが、実際には、金になる日本人の足元を見て、米国の病院が高額な費用を日本人に対して求めるようになったというのが真相だ。つまり日本人相手の心臓移植ビジネスは儲かる。 米国で1998年~2008年に心臓、肝臓などを移植した日本人患者66人の費用は3000万~7000万円で推移していた。これに対し、2008年は4人すべてが8000万円を超え、日本人外科医がいるフロリダ・マイアミの小児病院と、西海岸のUCLA大学病院で移植を受けた2人は、1億6000万円と1億2000万円を請求されたことが分かっている。
そして米国に次ぐ数の日本人が渡航していたドイツでは、8人の平均額が3900万円だという。 米国で4億円のデポジットを請求したのは西海岸のUCLA大学病院。 さらにこれに加算して、肉親の渡航費、長期滞在費、通訳費などが掛かる。 ちなみにUCLA大学病院の1日の入院費用は10万円だそうな。
臓器移植法のA案が衆院を通過した。 本ページもA案を支持する。脳死を人間の死と定義し、臓器を提供する。 年齢制限はない。 但し、脳死判定を受けない自由と、臓器提供を拒否する権利を担保する。 このA案は患者団体からも支持されている。 しかし、旧社会党系の腐れ民主党議員が参院で抵抗する構えを見せているから、油断はできない。
(ムラマサ、鋭く斬る)