★パリに死す。
フランスの新聞社への襲撃事件か。
12人が死亡し、10人以上が重軽傷とは、恐ろしさに身震いしてくる。
朝に出勤して、午前中の編集会議をやっている最中に、目だし帽の男たちが現れて、皆殺しの機銃乱射とは、血の惨劇だな。パリばかりかフランス全土、あるいはヨーロッパ中を恐怖のどん底に落とし入れたことになる。
そして動機は、ムハンマド(マホメット)を風刺する漫画を掲載したことに対するテロと喧伝されているが、より本質的にはイスラム国への空爆に対する報復だな。米軍、仏軍、豪州軍が爆撃機でイスラム国を集中空爆している訳で、その空の下では、イスラム住民らは阿鼻叫喚の地獄を見ているだろう。
本ページは、もちろんテロを支持しないが、問題は、価値観が違う、政治的に気に食わないからといって、よその国を攻撃、空爆するなどとんでもない、ということだ。
日本も集団安保に従って、自衛隊をイスラム国やアフガンに派遣して、軍事行動を起こせば、東京でも報復テロを受ける可能性が増大する。
昨年だけでも、ベルギー、カナダ、オーストラリアでイスラム信奉者によるテロが発生している。
北朝鮮も含めて、古代や中世に生きている国など、笑って眺めていればいいのだ。
★民主党代表選。
長妻昭(54)、細野豪志(43)、岡田克也(61)が党首選に立候補した。
民主党に興味はないが、そこは野党第一党、少し論評する。
長妻昭、かつて年金男として自民党を鋭く攻撃し、政権を奪取した立役者だったが、大臣になってからの長妻さんにはがっかり。厚労大臣になってから、消えた年金の解決がほとんど見えなかった竜頭蛇尾の人。
今では旧社会党系にどっぷりと囲い込まれた労働貴族の一人。
細野豪志、原発事故の際は、立て板に水の弁舌を駆使して、隠蔽と強弁に徹していたが、権力者になると傲慢になる典型だな。
この人、自民党に鞍替えすれば、将来、総理になれるかも知れない。
モナ細野事件はもう時効ですね。
岡田克也、別名フランケン岡田ともいう。
政権を取る前は、弁舌、理論、政策とも立派なことを喋っていたが、権力側に立つと、自民党以上にひどい。自民党は傲慢なりに人に気をつかい、義理と人情味があるが、労組を背景にすると、自民党以上に官僚的になる。
そして病み上がりのせいか、精気に欠けていた。網膜剥離では、党首の激務には耐えられないだろう。
さて誰が代表になるのか、まあ、細野さんが最有力だが、万年野党の域を出ない。そもそも、日本の政治の本質は、二大政党制であって、与党は官僚帝国であり、野党第一党は安倍自民党ですから、その他の政党は金魚のフンのようなもの。(笑)
(じゅうめい)