武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

後藤健二、アラブの星の下、妻の名を呼ぶ。

2015年01月26日 | 国際外交の真実

★安倍晋三とイスラム国人質。
安全な所にいて拉致されたというなら、まだ理解もできるが、自ら進んでイスラム国という危険地帯に乗り込んで行った後藤さんや湯川さんを時の総理大臣が陣頭指揮を執って救出活動をするなど本来有り得ない話だ。外務大臣どころか、せいぜい外務副大臣とか政務官が矢面に立って処理すべき問題だろう。まあ、そういう意味において安倍官邸は甘いし、人がいないのか。


★後藤健二。
湯川志願兵が惨殺された。イスラム国のラジオ放送が追認したから間違いない。ナイフで首を切られ、首は胴体の上に置かれ、主のいない首からは大量の血糊が流れ出ていた。
そして惨殺写真を手に持って、英語で喋っていた人物は、後藤健二で間違いない。
その音声の中で、後藤さんは秘密の暴露をしている。妻の名は凜子であり、娘が二人いると。さらにその中の声明でこうも述べた、身代金はもういらない、代わりにヨルダンで収監中の女テロリスト・サジダ・リシャウィ死刑囚と交換せよと、そうすれば後藤健二は解放されると。
つまりイスラム国は見た目のハードルを引き下げてきたということだな。
しかしこれは見た目であって、現実の身代金を放棄した訳ではない。120億円などという途方も無い金額はとても出せない、だから人質同士の交換を代替条件にしながら、裏では20億円へのダンピング金額を求めていると漏れ聞こえて来るし、米英に対して身代金を支払って後藤健二を解放させたとする条件は、後日の説明に困るのだ。カネは払わなかった、代わりに人質交換という人道レベルで妥協したのだと釈明するしかない。

さらに安倍官邸にしても、湯川に続き、後藤健二までもが殺害されたとなれば、何のための中東歴訪であり、2億ドルのバラマキだったのかと批判され、無能呼ばわりされる恐れもある。

さて、ヨルダンを説き伏せて、人質になっているヨルダン空軍パイロットをどうするのか、20億円で妥協にいたるのか、今週中の攻防ではある。

 

(じゅうめい)

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