光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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エンドウのEF57の奇跡(笑)

2015-07-02 05:25:10 | 車両・電気機関車
 先日、天賞堂のエバーグリーンにて掘り出した物から。

 エンドウのEF57です。

 このモデルは結構あちこちの中古屋に出物があるのですが殆どのモデルがベンチレーター周辺のダイカストパーツが経年劣化で逆Uの字に変形している物ばかりです。
 そんな変形があっても値段だけはけっこうする物が多いので中々手が出せない機種でもあります。
(上の写真は数年前に購入した中古モデルから。これよりひどい変形の物も店頭で見かける事があります)

 それが今回はどこかの模型屋のデッドストックの処分品なのか纏まった数が置かれていました。
 上述の事情は店も承知の様でお値段は機関車としては異例の1両1000円。
 
 私自身も大して当てにせずにいくつか検品してから選びました。

 それがこのモデルですが実用上気になるほどの屋根上パーツの変形もなく結構な掘り出し物でした。
 ある意味奇跡的と言えるかもしれません。この幸運を思えば帰りに宝くじでも買って帰れば良かったです(笑)
 走行もエンドウとしては割合スムーズな方でしたし。
 あとこのモデルで有難かったのは他の中古品と違ってナンバープレートがちゃんと付属していた事です。

 金属ボディの旧型電機は後にワールド工芸やシバザキ模型なんかが細密感に溢れるモデルを続々リリースしており、相対的にエンドウの製品の影が薄くなりがちな感じもします。
 実際、ボディのディテーリングはないに等しい上に動力ユニットの関係で妙に腰高です。
 (尤もそのおかげで当時としては珍しくエアータンクは台車ではなく一応実物通りにボディ側についていますが)
 パンタグラフなどはこれまたディテーリング皆無の大味な代物で下した状態ではV字型になってしまうほどです。

 にも拘らず何故か憎めない表情が感じられるのがエンドウの人徳の様なものでしょうか。
 1000円という安さにつられたのは確かに事実ですがそれ以上に新品同様のクオリティとこの「表情」に惹かれたのもまた確かです。 

 先日の秋葉詣では妙にエンドウづいていた様でこの後の買い物でも妙にエンドウのアイテムに当たりましたが、それらについては後ほど。