5月の中頃、急に 我が家の北側(裏)、2階の部屋の窓あたりから 鳥のヒナ(雛)の鳴き声が 聞こえ始めました。外に回ってみても 丁度 梅の枝が伸びて 窓に覆いかぶさっている状態で はっきりとは 確認出来ませんでしたが どうやら ムクドリ(椋鳥)が 戸袋の中に 巣を作ってしまっていることが分かりました。すでに 数羽のヒナが 孵っていて 入れ替わり立ち代わり 引っ切り無しに餌を運んでくる親鳥が 戸袋に近づく度に 餌を強請るヒナが 一斉に けたたましく鳴く、そんな状態が 毎日続いていました。
実は 6年前の同じ時期に もうひとつの窓の戸袋に やはり ムクドリが 巣を作り その後始末では 大変な目にあった経験が有り、全ての戸袋の引き手用の穴には 板切れを打ち付け 野鳥が中に入れないようにしていました。その後はずっと 戸袋に巣を作られることも無く まさかと 思いましたが どうも 打ち付けた板切れが 風雨にさらされ 壊れて落ちてしまっていたようです。
北側の部屋の窓は 夏期には 雨戸を開け閉めしますが 冬期は 雨戸を閉めっきりにしているため 巣を作り始めていても 全く 気が付かなかったということです。
ヒナが孵ってしまっているからには 放り出す訳にもいかず(仏心)、その すさまじい鳴き声に耐え 1日も早く ヒナが巣立ってくれるのを待つしかありませんでしたが 今日は 朝からずっと ヒナの鳴き声、親鳥の鳴き声が 聞こえなくなりました。
ムクドリは 孵ってから 10日~15日位で 巣立つ鳥だということですので 巣立ったこと、間違い有りません。
ただ ムクドリの雛を狙う カラス(烏)が 近くの電線に止まって 機をうかがっていた光景も たびたび有り もしかしたら カラスにやられたということも考えられます。
(カラスが現れると 親鳥が ひときわ激しく鳴き 必至に威嚇し 巣に接近させないようには していましたが)
さて 今度は その後始末の問題。羽虫やダニを 念頭に置き 殺虫剤を 噴射しながら 大量の巣材を 引っ張り出さなければなりません。巣は 結構 がっちり 作っているはずです。
今度の土曜日曜、天候の具合を見て 敢行しますが 余計な仕事を残してくれたものです。
「立つ鳥 跡を濁さず」 とは 良く使いますが 「跡を濁す」鳥を見て そうなりたくないと 思いますね。