これまで、散歩・ウオーキングの途中や山歩き、畑地や我が家の猫額庭等で、やたら、コンデジで、カシャ、カシャ撮ってきた花の写真が、外付けHDに大量に溜まっており、時々、その気になって、不要、無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理をしているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまったりもする。そんな古い花の写真の中から目に止まった花の写真を引っ張り出して、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に、書き留め置くことにしている。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、草花に超疎い爺さんにとっては、新情報、新知識、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。
2020年10月24日、散歩・ウオーキングの途中に撮っていた「フジバカマ」
2022年10月21、散歩・ウオーキングの途中に撮っていた「フジバカマ」
2024年8月6日、散歩・ウオーキングの途中に撮っていた「フジバカマ」
2024年10月17日、散歩・ウオーキングの途中に撮っていた
「フジバカマ」と「ツマグロヒョウモン」
フジバカマ(藤袴)
キク科、エウパトリウム属(ヒヨドリバナ属)、多年草、
別名「カオリグサ(香草)」「ランソウ(蘭草)」
和名「藤袴」は、花の形、色が「藤」に似ており、花弁が短くて「袴」のように
見えることから付けられた花名。
「秋の七草」の一つ。
原産地 中国
日本には、奈良時代に渡来、
「万葉集」、「源氏物語」に登場する等、古来から親しまれてきた植物だが、
環境の変化で、日本に自生していた「フジバカマ」は、ほとんど絶滅し
現在流通しているのは、主に「サワフジバカマ」という種類なのだという。
草丈 60cm~150cm、
花色 紫色、ピンク色、白色、
開花時期 8月頃~10月頃、
花言葉 「あの日のことを思い出す」「ためらい」「他人の恋の相談役」
「優しい思い出」「遅延」「遅れ」「躊躇」
振り返り記事
「秋の七草」
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こちら
(蛇足)
「フジバカマ」は、「アサギマダラ」が好んで訪れる植物として知られている。
まだよく解明されてはいないようだが、
「フジバカマ」に含まれる物質「ピロリジジン・アルカロイド」の摂取が
性フェロモンの分泌に必要だからと言われている。
「アサギマダラ」は、台湾や東南アジア等から、
春、日本へやってきて、秋には帰る、
2,500kmもの長旅をする蝶、
「フジバカマ」と止まる「アサギマダラ」、
当地近辺では、まだお目に掛かったことがないが、
秋の風物詩と言える
「万葉集」
山上憶良(やまのうえおくら)
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花
女郎花(おみなえし)また藤袴 朝貌の花」
「古今和歌集」
紀貫之(きのつらゆき)
「やどりせし 人のかたみか 藤袴 わすられがたき 香ににほひつつ」
「源氏物語・藤袴」
「同じ野の 露にやつるる 藤袴 あはれはかけよ ごとばかりも」