たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

もういいかい お天気雨が まあだだよ

2020年07月31日 16時00分17秒 | 散歩・ウオーキング

今日は、周辺の山並みは 薄い雨雲に隠れているものの、
時々 弱い陽射しも有り、なんとなく梅雨明けの兆しが感じられたが
時々 小雨がパラパラ、
お天気雨だ。

昼過ぎ 
1時間位は 雨、大丈夫そうかな・・・、
ちょこっと 近くへ、散歩(ウオーキング)に出掛けたが
途中、陽射しがあるにもかかわらず、急に雨が降り出し、
慌てて、引き返してきた。
お天気雨のことを 「狐の嫁入り」と呼ぶそうだ。
なんだか 化かされたみたい。
梅雨は まだ明けていない。
スマホの歩数計で 約8,000歩,

蝉時雨
夏の陽射しを待っていたかの如く、一斉に鳴き出した感じがする。
やっと 羽化 Go!、の気候になったようだ。

 

ボタンクサギ

モミジアオイ

アルストロメリア

朝鮮朝顔の実

マユミの実?

カンナ(黄色)

 

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「ウイ・アー・ザ・ワールド(We Are The World)」

2020年07月31日 11時44分03秒 | 懐かしいあの曲

どっかり居座っていた梅雨前線が やっと退散、
西日本各地に 昨日、梅雨明けの発表があったようだ。
当地も 未明まで降っていた雨が止んで、
午前中には 薄日が射し始め、
なんとなく梅雨明けの兆しが見えてきたが、
依然として、薄い雨雲が低く垂れ込めていて 周辺の山並みを隠している。
関東甲信地方は、明後日頃まではまだ 梅雨模様が続くらしい。

ふっと思い浮かんだ曲、「ウイ・アー・ザ・ワールド」
ひところ、テレビやラジオで良く流れていて なんとなく聞いていた類だが、
今更になってネットで調べてみると
「ウイ・アー・ザ・ワールド(We Are The World)」は ハリー・ベラフォンテの構想をもとに アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で作られたキャンペーン・ソング。1985年(昭和60年)に 作詞・作曲 マイケル・ジャクソン、ライネル・リッチー共作、著名なアーチストが集結した「U.S.A. For Africa」で 完成させた曲なのだそうだ。 
今 新型コロナウイルス感染が 世界中を苦しめている。
ライオネル・リッチーが、35年前の曲、「ウイ・アー・ザ・ワールド」の再レコーディングの意向を示したようだが 多人数が集まることは禁止されており、断念しているという。

リチャード・クレイダーマン演奏の「ウイ・アー・ザ・ワールド」 (YouTubeから共有)

U.S.A. for Africa 「We Are The World」 (YouTubeから共有)

 

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平岩弓枝著 御宿かわせみ(二十二) 「清姫おりょう」

2020年07月30日 18時33分01秒 | 読書記

今日は 日中、一時、薄日が射し、
なんとなく梅雨明けの兆しにも見えたが
周辺の山並みには、雨雲が掛かったまま、
今にも降り出してきそうな、
やっぱり 梅雨模様の1日だった。
九州等西日本の各地で 今日 梅雨明けの発表が有ったようだが
関東甲信地方は そう少し先のようだ。

朝一番、妻の通院の送迎をした後は 
キョウヨウ無し、キョウイク無し、
読みかけになっていた 平岩弓枝著 「御宿かわせみシリーズ」第22弾目の作品 「清姫おりょう」を 読み終えた。

平岩弓枝著 御宿かわせみ(二十二) 「清姫おりょう」

本書には 表題作の「清姫おりょう」の他、「横浜から出て来た男」、「蝦蟇の油売り」、「穴八幡の虫封じ」、「阿蘭陀正月」、「月と狸」、「春の雪」、「猿若町の殺人」の 連作短編8篇が収録されている。


「横浜から来た男」
秋のお彼岸に東吾るいは るいの生家庄司家の菩提寺浄念寺に墓参したが そこで、生き別れした姉おみのを探す川崎屋利兵衛(本名長吉)と出会った。「かわせみ」の宿泊者となり、身の上話を語り出す。芸者だった母親おはまは日本橋の穀物問屋柏屋の妾だったことで 利兵衛は 手がかりを頼って柏屋を訪れたが、妾腹の子である利兵衛は追い払らわれた。柏屋は 手の平を返すように親切になり、姉と名乗る女を探し出してきた。なにか臭い?。東吾、長助が探索。柏屋長左衛門と女房おはつは 勇次というならず者に惨殺され、浄念寺の門前町の玩具屋のお染が小田原から戻ってきた。黒船がやってきたり、京洛では倒幕の動きが有る時代だが 江戸はまだまだ危機感が薄く、のんびりしているという背景になっている。

「蝦蟇の油売り」
尾州の浪人と自称する蝦蟇の油売り古橋源八は男前で、墨筆問屋唐古堂の娘お梅に見初められ婿になることが決まっていた。秩父の山里から毎年、長助の店、長寿庵に蕎麦粉を運んでくる百姓の吾助が殺され、長助、源三郎、東吾が 下手人探索を開始するが、決めてがない。吾助の娘のおろくが単身で江戸にやってきて、下手人探しをする。宗太郎からの情報で、黒紋付が決めてとなり 吾助と同郷の男彦市を捕らえる。

「穴八幡の虫封じ」
畝源三郎の二人目の子お千代は癇の虫が強く、虫封じのお守りを授かりに行くという長助と出会った東吾は 長助に同行したが、途中女盛りの深川芸者のお駒と道連れになる。お駒が 生母おとり、養母おく 二人の母親の面倒をみていること等長助から聞かされた東吾。本篇は 殺しや捕物が無く、しみじみした人情物になっている。しかし、東吾は・・、
駒吉と別れ、日本橋川に沿った道を大川端へ歩き出して 東吾はあっと思った。遥かむこうにぽつんとるいが立っている。(中略)・・・、水道橋のところで長助と出会って、なんの気なしについて行っただけなのだと弁解した東吾に るいは笑った。「ついて行ってよろしかったじゃございませんか。あんなおきれいな方とお知り合いになられて・・・」「馬鹿・・」「私、お邪魔だったのじゃありませんか」「よせやい、くだらねえ」、駒吉の姿はもう見えなかった。

「阿蘭陀正月」
麻生宗太郎の長崎時代の医者仲間の集まりが品川の鮟鱇料理店で有り、宗太郎に誘われて東吾も出席したが、お吉に「男前だが仁徳に欠ける」」と評された依田貴一郎(40歳、独身)が死んだ。誰が、誰を毒殺しようとして、河豚の肝を混ぜたのか?、東吾の機転で 宗太郎は助かったが・・、

「月と狸」
「かわせみ」に狸が出没するようになり、しかも三匹、お吉が張り切って餌を与えている。飯倉町の岡っ引き仙吾郎が 青山の刀屋備前屋の跡取り芳太郎を伴って「かわせみ」にやってきた。備前屋は焼け、当主藤兵衛、内儀お元、娘お加世が焼死したという。娘婿番頭の新兵衛は?、およねとは?、放火と盗賊の関連は?、源三郎、長助が探索、張り込んでいた捕り方がかけつけ、一味5人が捕縛された。

「春の雪」
講武所の若い連中の行軍の下見に出掛けた東吾は 途中で花見の下見の長助と出会い飛鳥山を廻ったが かわらけをしている旗本加納政之助を見掛ける。昔、かわらけに飽き足らず石礫を投げ女を失明させたことを知る。失明した女おこうには妹おいねと弟新吉がいる。加納政之助が切腹した?、東吾、長助、源三郎が 真相探索、謎解きを開始するが・・・・、
おいねが「かわせみ」を訪ねてきて 真相が判明。東吾の推理も及ばなかったような。
「うちの旦那様は 若くてきれいな娘さんだと 桔梗屋のお饅頭みたいに甘くなるんですから・・・」るいの手がのびて、東吾はわあっと声を上げた。雪は夜半まで降って止んだ。(中略)「お気の毒に、長助親分、折角のお花見が雪になってしまって・・・」、「雪中花ってものを はじめて目にしましたんで、そりゃあもう・・」

「清姫おりょう」(表題作)
東吾は 講武所からの帰りに激しい雷雨に遭い、一軒の軒先に走り込み雨宿りしたが 家の中から女の声が聞こえてきた。東吾がずぶ濡れで「かわせみ」に帰り落ち着いたところに 畝源三郎と岡っ引きの長助がやってきて、東吾が雨宿りした材木問屋田原屋の女主人おすがの住まいで その日、おすがが殺さたことを知らされる。お吉が「雷避けのお札」をもらってきたという神田連雀町の祈祷師の過去は?、清姫のおりょうと呼ばれる女盗賊とは?
「源さんもがっくりしていたよ。おりょうというのは口がうまくて年寄りを丸め込むのが得意だそうだ・・(中略)、盗っ人の昼寝を決め込んでいるんだろう」、東吾も、るいも、お吉も気がつかず、山門を出て行った後 茶店の若い女は 方丈の裏の小屋に向かった。
雨がいけなかったと、女が呟いた。(中略)、「あんたの黒子、描いてたの、それじゃ そのあざも・・」、女主人が大声を出し時・・・あっという間だったと思う。・・・・・、井戸のほとりで 女は米を洗いはじめた。

「猿若町の殺人」
猿若町の旦那衆による素人芝居の噂が立つ中、麻生宗太郎の患者春日屋主人長兵衛から、娘のおきぬがお軽役で芝居に出るので是非見にきて欲しいとの誘いがあり、東吾は るいお吉麻生七重花世 女4人と連れ立って芝居を見に行ったが、舞台で与市兵衛役の質屋三河屋主人徳之助が 殺され、源三郎、等と真相探索、謎解きを開始する。勘平役の芝居茶屋うめもと三左衛門?、定九郎役の和三郎?、由良之助役の浜田屋安之助?、猪役の春日屋の丁稚梅吉?、下手人は誰だ?
「素人がおだてられて芝居なんぞに夢中になると、ろくなことがないんだ」・・(中略)・・、「だから芝居なんぞに熱中しないで、もっと女房を大事にしてりゃよかったんだ」、うっかり言ってしまって、東吾ははっとしたとたん、お吉「・・・若先生もせいぜいお内儀さんを大事になさって下さいまし」、るいも少しはしゃいだ調子で応じた。東吾はいささか憮然としてあたりを見廻した。

(つづく)

 

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1ドル=360円から1ドル=308円になった日

2020年07月30日 15時51分38秒 | 断捨離考

押入れや天袋、物置等に詰め込んである不要雑物整理、
遺された者に出来るだけ負担を掛けたくないし
動ける内に少しづつ・・・等と
時々は その気になって取り掛かってはいるものの、
毎度 懐かしい物が出てきて、手が止まってしまったり、
うんざりして、中途で頓挫、
正直なかなか進展していない。
先日も若い頃のガラクタを引っ張り出したが
その中から茶封筒が出てきた。
ナンジャラホイ?
開けてみると 折りたたんで黄ばんだ新聞が・・・?、 
それは 
昭和46年(1971年)12月20日(月)の 毎日新聞とセンケイ新聞
1ドル=360円から1ドル=308円になった日の新聞だった。

古い新聞を茶封筒に入れて仕舞い込んだ記憶等 まるで無く 
タイムカプセルを開けるが如しの気分だ。
当時から今日まで 何回も引っ越ししているのに 
よくもまあ 捨てないできたものよ・・
我ながら呆れてしまうが 
なんだか 懐かしくなってしまい コンデジで カシャ、カシャ。

「史上初の円切り上げは 1ドル=308円、16.88%の大幅に決まった。政府は ワシントンの10ヶ国蔵相会議での合意に伴い、午前9時10分から首相官邸で臨時閣議を開き、円の新基準外国相場を これまでの1ドル=360円から1ドル=308円にすることを決定した。20日、これをIMF(国際通貨基金)に通告し、同日から実施する。・・・」

戦後、子供の頃から 「1ドル=360円」と覚えてしまっていた昭和人間には 衝撃的大ニュースだったのかも知れない。
「昭和46年?」・・・、そうか、あの頃か・・・、
当時のことが うっすら蘇ってくるような気がする。
あれからもう半世紀、世界も、日本も 大きく変わってしまい 隔世の感有りだ。

 

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雨の中、収穫

2020年07月29日 17時22分41秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

朝の内 止んでいた雨も 午前中にはまた降り出し、夕方までずっと雨、
ショボショボ小雨だったり、時折 ザーザー降り、
収穫係の妻、
もう 4日間も畑に行ってないし・・・、
今日は どうしても・・・、
やおら 雨の中、傘をさして、収穫に行ってきた。

長雨、日照不足で トマトも ピーマンも 不作、
キュウリ、ナス、インゲンマメは 完全にお終い状態になっている。

今年の夏野菜、どれもこれも 不調のまま 終わりそうだ。
今度 晴れた日には 片付けることにする。

待ち構えていた蚊の大群が 一斉に纏わりついてきて 手、腕 ボコボコ、
痒!、痒!、
たまらず 退散。


猫の額の庭の玄関横でのさばっているカシワバアジサイの陰に隠れていたナツズイセン(夏水仙)、
1本だけ ヒューッと茎を伸ばしていたが 雨に打たれながらも 開花しているのに気がついた。

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時々は 気分一新 赤シャツ爺

2020年07月28日 09時35分41秒 | 暮らしの記録

数年前までは 細々と自営業を続けていて 仕事柄 夏は半袖のワイシャツ、カッターシャツで過ごしていたものだが 完全に仕事を辞めた時点からは ワイシャツ、カッターシャツとは おさらば。かなりの枚数が タンスの肥やしと化してしまっている。いずれ処分しないとならないが。
今の普段は 専ら ポロシャツ着用、大方は 歳相応、青色系、白色系等 地味っぽい色合いのものばかりだが 2着程、山歩き用に・・と数年前に買った ポリエステル100%、鮮やかな赤色のポロシャツが有る。山歩きの機会も激減してしまった最近、もったいない精神から、時々 普段でも着用するようになっている。
普段地味な格好している爺さんが、真っ赤なシャツを着込んであちこちウロウロすれば 「ちょっと おかしくなったんじゃない?」と思われそうであるが 本人は 至って頓着無し、梅雨時の鬱々した日等には 多少、気分も高揚するような気がして 愛用している。


モノは全然違うはずだが テニスの錦織圭選手が よく着用しているポロシャツと同じメーカー品。赤色も良く似合う錦織圭選手が赤色のポロシャツでプレーしている試合を テレビで観たことも有り、 気分は 錦織・・・、
「時々は 気分一新 赤シャツ爺」

(ネットから拝借無料イラスト)

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「ヴァケーション(Vacation)」

2020年07月27日 21時08分38秒 | 懐かしいあの曲

今日7月27日に、弘田三枝子の所属事務所およびレコード会社が 弘田三枝子が 7月20日に心不全で倒れ、翌日7月21日に亡くなっていたことを発表した。享年73歳。
1961年(昭和36年)に 14歳でレコードデビュー後 数々のヒット曲を重ねた歌姫が また一人いなくなってしまった。「子供じゃないの」「悲しき片想い」「ヴァケーション」「砂に消えた涙」「夢見るシャンソン人形」「人形の家」等々、あの頃の彼女のパンチの効いた歌声が 脳裏に焼き付いており、今も尚 聞こえてきそうである。同じ昭和の時代を生きた人間として、ご冥福をお祈りしたいと思う。
彼女の死を悼みながら、その内の1曲を YouTubeから共有させていただき 在りし日の弘田三枝子を偲びたいと思う。

弘田三枝子の「ヴァケーション(Vacation)」

今更になってネットで調べてみると、
「ヴァケーション(Vacation)」は 1962年(昭和37年)に アメリカのコニー・フランシス(Connie Francis)が リリースした曲だが 同年に 日本では 青山ミチ、伊東ゆかり、金井克子、弘田三枝子、安村昌子が競作でカバー。弘田三枝子の売り上げが最も多く 彼女の代表曲のひとつとなった。

コニー・フランシス(Connie Francis)の「ヴァケーション(Vacation)」

 

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雨の合間にちょこっと散歩(ウオーキング)

2020年07月27日 15時53分58秒 | 散歩・ウオーキング

朝の内 薄日が射し 今日は 晴れるか・・と思いきや 
あっという間に曇り出し、
結局 今日も、時々 ショボショボ小雨が降るような日になっている。
少しは 身体を動かさないと・・・、
雨の合間、
やおら重い腰を上げ、散歩(ウオーキング)に出掛けたが、
やっぱり途中で 小雨が降り出し そそくさと帰ってきたところだ。
コンデジで やたらカシャ、カシャ撮りながら・・、
スマホの歩数計で 約8,000歩。
「君の名は? 花に尋ねつ 爺散歩」

見事なダリヤ

「アスクレピアス(唐綿)」

サルスベリ(百日紅)

カンナ

「君の名は?」

 

ホウセンカ(鳳仙花)

「君の名は?」
ネットで調べてみると・・、
多分 「テイカカズラ(定家葛)」
へー!、そーなんだ。
もしかしたら 
「初めまして」
のような気がする?、


おまけ

何か貰えると思ってか 目の前までやってきてウロウロするカモ、
「わるいね、なーんにも持ってきちゃいないよ」
どうも 近くの老人が 毎度 餌を与えているらしい。

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藤沢周平著 獄医立花登手控え(四) 「人間の檻」

2020年07月26日 12時44分30秒 | 読書記

雲の流れが早く、時折 遠くから雷鳴が聞こえ、雨が激しく降り出したり、チラッと青空がのぞいたり、なんとも不安定な天気。今日も 雨模様の1日になっている。
「雨読」と決め込んで 図書館から借りて読み掛けになっていた 藤沢周平著 「獄医立花登手控えシリーズ」第4弾目の作品(全4巻の完結編)「人間の檻」(文春文庫)に手を伸ばし、読み終えた。
主人公は 若き小伝馬町の牢獄の獄医立花登、福井町の町医者、叔父小牧玄庵、叔母松江に厄介になっているが 一方で 柔術の道場に通っていて、訳ありの因人達に纏わる様々な事件を 身につけた起倒流柔術の妙技と鮮やかな推理力で 次々と解決していく捕物物語である。一方で 玄庵の娘(登の従妹)おちえとのほのかな恋模様等も織り込また青春ドラマ仕立てにもなっている。

藤沢周平著 獄医立花登手控え(四) 「人間の檻」

(目次)
「戻って来た罪」
「見張り」
「待ち伏せ」
「影の男」
「女の部屋」
「別れゆく季節」
(解説)


「戻って来た罪」
叔父小牧玄庵の代診で 死病に取り憑かれている下駄職人彦蔵を訪ねた立花は、彦蔵から、かって人殺しをしたことが有ると告げられる。彦蔵は死んだが 登は 30年前の子供殺し事件を、八名川町の岡っ引き藤吉に調べてもらうことにした・・・、藤吉の下っ引き直蔵、千助が探索、相棒らしき男が浮上、磯六?、佐兵衛?、

「見張り」
登は 叔父玄庵が怪我の治療をしたことがある傘張り職人酉蔵の女房おとしに出会うが顔色が悪い。治療代未払いを気にしているようだ。一方で 入牢中の作次から 赦免された男が真綿屋三好屋押し込みを相談しているのを聞いたと告げられる。もう一人相棒に誘うというが、狙いは 酉蔵?・・、蔵吉とは?、巳之吉とは?
「おとしさんが 薬代を持って来たってさ」と叔父は言った。「無理したお金じゃないだろうな」と登も言った。・・(中略)・・叔父は戸棚の上の焼酎の徳利にちらりと眼をやった。おとしのおのろけよりは そっちの方がに気が行っていることはあきらかだった。

「待ち伏せ」
は、世話役同心平塚から、近頃赦免された男 甚七六兵衛三吉、3人が相次いで襲われていると告げられる。半月後に赦免される因人馬六、その娘おかつ(多田屋徳兵衛の後妻)は、叔父玄庵が診ていて、登も顔見知りの人間。4人目になる可能性も有る?。登は 同心平塚からも探索を頼み込まれ、岡っ引きの藤吉に探索を依頼する。犯人の狙いはいったい何?、300両?、多田屋徳兵衛?、多田屋手代伊八
登、「で 馬六はその後どうしてます?、引き取られて元気ですかな」、藤吉、「小遣いももらい、酒も飲めるというのに 大きな家は肌に合わねいとか・・(中略)・まったくしょうがねえおやじですよ」

「影の男」
登は、入牢中の若い因人喜八から すでに島送りに決まっている甚助は無実だと告げられる。それは自分に疑いが掛からないための工作だったが・・、松葉屋の100両紛失騒動?、番頭善右衛門?、手代房吉?、房吉の女房おつな?、六蔵?、
藤吉の見込みはあたった。・・(中略)・・「出てきましたぜ」、
知能犯の足がついたのは女だった。
「甚助の迎えの船は来たのかね?」・・(中略)・・「あと10日ほどで来るそうだ」「そいつはよかったじゃねえか」

「女の部屋」
殺人の罪で入牢中の若い因人新助は 情状酌量で島送りと決まっている。「殺人者=下手人=死刑」。畳問屋大黒屋の手代だったが 女将おむらを守るため槌屋彦三郎を殺したものだが、実は・・・。20歳以上年上で寝たきりの主人吉兵衛が真相を見抜いていた。岡っ引きの藤吉に探索を頼み 謎を解いていく。
おむらと若い奉公人竹次郎が遠ざかるのが見えた。
登は 暗い空を見上げた。鳥も通わぬ八丈島か。暗い牢の中で愛を交わし合った女主人の夢を見ているかも知れない男のことを考えながら・・・」
一方で 登に蘭方修行で2年間、大阪へ行く話が決まる。その代わり 従妹おちえと世帯を持ち 叔父叔母の小牧家を継ぐことが確定的になる。

「別れゆく季節」
登は、若い因人兼吉から 明日牢を出たら先生を狙うぜと警告される。おまけにおちえの友人おあきも生かしちゃおけないと凄まれる。以前、おあきの情夫だった伊勢蔵や 弥之助黒雲の銀次等盗賊一味を 登は 柔術をもって、岡っ引き藤吉等と共に捕らえた側にまわったことが有ったが その盗賊一味の親分筋からの恨みのようだ。札付きの不良娘だったおあきは 今は、豆腐屋豊太の女房になって幸せに暮らしている。守ってやらなくては・・・。しかし、おあきが兼吉一味に誘拐され、登に呼出状が届く。北本所、常楽院・・・、柔術道場の新谷弥助に加勢を求め、藤吉に急報し、乗りこむ。手強い兼吉一味の匕首と闘う登の柔術、本物語のクライマックス的場面である。兼吉?・・実は・・、
「ほら ご亭主が迎えに来たぞ」、おあき「若先生、これでお別れね」・・・
複雑な意味が含まれた言葉なのだ。
正式に小伝馬町の牢獄の獄医を辞めた登、
いよいよ明後日か・・おちえとも当分お別れだな・・、「登さん、あたしたち何か約束をしておかなくてもいいの?」・・・おちえが顔を上げた。その眼から突然涙がしたたり落ちるのを見て 登は顔色をひきしめた。ゆるやかな感動が胸をしめつけて来た。
おちえと契りを結び 大阪へ2年間の蘭方の修行に旅立っていく登である。
「獄医立花登手控えシリーズ」は ここで完結している。


今年になってから読み始めた 藤沢周平著 「獄医立花登手控えシリーズ」(全4巻)を ここでようやく読み終えたことになる。
(1)「春秋の檻」(講談社)
(2)「風雪の檻」(文春文庫)
(3)「愛憎の檻」(文春文庫)
(4)「人間の檻」(文春文庫)

 

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7月第4土曜日

2020年07月25日 21時42分33秒 | スイミング

当地 今日は 時折激しい雨が降ったり、小雨になったり
1日中 雨が降り続いた。
家籠りで 鬱々、
腰も痛いし、体調イマイチ、
こんな日こそ泳いでくるべし、
やおら 重い腰を上げ 
19時~20時のスイミングクラブ成人クラスレッスンに出席、
先程 帰ってきたところだ。

今日は 7月第4土曜日、
ベテランのE指導員によるバタフライ中心のレッスン
毎度のこと、基本、基本の繰り返しだが
特に ストローク、姿勢を チェックされた。

バタフライのストローク (YouTubeから共有)

レッスンの終盤には バタフライ・スイム 連続4本がある等、
かなり距離も泳ぎバテたが
例によって レッスン終了後に、居残ってしまい、
疲れを知らない女性陣(今日は3人だけだったが)の後ろにくっついて、
5秒間隔、スタート、
クロール、50m✕10本、
あえぎながらも、なんとか泳ぎ切って、引き上げてきた。
毎度 ケロッとしている60代、70代の女性陣、
女性の持久力には 恐れ入っている。

泳いで帰ってくれば 
心地よい疲労感とそれなりのすっきり感、

気力体力減退後期高齢者、
こんな暮らしをいつまで続けることが出来ることやら、
ケ・セラ・セラ
なるよーうに なるさ、
さきのことーなど、わからーない。


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