昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。
懐かしい映画と映画音楽・その25
映画「巴里の空の下セーヌは流れる」と主題曲「 巴里の空の下」(再)
gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがある。「アクセス数」を気にしてでのことではなく、すっかり忘れてしまっているような、随分前に書き込んだ古い記事にアクセスが有ったりするのを、楽しみにチェックしている風なのだ。
そんな記事に目に止まった瞬間、「エッ、こんな記事にアクセス?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりしているのだ。
「gooブログ」=「記憶力がまるで無くなっている爺さんの自分のための記憶補助ツール」と決め込んでいる爺さんには、「アクセス解析」もまた、便利で有難いツール、大いに活用しているという次第。
今朝、7年前に、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めていた記事、「巴里の空の下」にアクセスが有ったことに気が付いた。
「おお!、懐かしい!」・・、早速、コピペ、リメイクすることにした。
そんな古い記事を、クリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
今更になってネット等で調べてみると
映画「巴里の空の下セーヌは流れる(Sous le ciel de Paris))」は、1951年(昭和26年)に、ジュリアン・デュヴィヴィエ 原案・脚本・監督、ブリジット・オーベール、ジャン・ブロシャール、レイモン・エルマンチエ、ダニエル・イヴェルネル、等の出演で製作され、1952年(昭和27年)に公開された、フランス映画だった。
映画の方は、映画館に足を運んで観た記憶も無し、後年になってテレビの映画番組等で観たのかも知れないが、ほとんど記憶に残っておらず、どんな映画だったのか感想も無い。パリを貫通するセーヌ河区域を中心舞台に、さまざまなパリジャンの織りなす人生図をエピソード風に綴った作品のようだ。そのエピソードは個々に独立した形式をとらず、各々の時間的継起に従って撚り合わされ、全体でパリの二十四時間を描く仕組みになっていて、パリそのものを主人公とした映画・・、等とも言われているようだ。
映画「巴里の空の下セーヌは流れる」には、主題曲・挿入曲として、「巴里の空の下」と、「巴里の心臓」のシャンソン2曲が使われていたのだそうだが、「巴里の空の下」の方は、若い頃、ラジオ等からよく流れていて脳裏に焼き付き、さらに、テレビの旅行番組等で「パリ」が紹介される場合等に、BGM、イメージ曲としてよく流される曲であり、そのメロディは、誰でも思い出せる曲なのだと思う。折しも、パリ・オリンピック開催中、一度も訪ねること叶わなったパリを連想しながら、聴いて見る気にもなる。
(ネットから拝借画像)
ジュリエット・グレコ の「パリの空の下」 (YouTubeから共有)
レイモン・ルフェーブル・グランドオーケストラ演奏の「パリの空の下」 (YouTubeから共有)
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