今年の夏、特に関東から北海道に掛けては 異常な気象状況、不安定な天気が多かったような気がします。
天候不良、仕事の都合、体調問題等々有り 夏訪れるつもりでいた 苗場山も伸び伸びとなっていましたが お盆も過ぎてから 思い切って行ってきました。
当日も 台風の影響等で 各地で大雨が降る等 不安定な気象状況でしたが 幸運にも 苗場山は 終始 曇 時々晴、時々霧、雨具着用不要の山旅が出来ました。
コース・歩程等
第1日目 第2リフト町営駐車場→和田小屋→(祓川コース)→下ノ芝→中ノ芝→上ノ芝→小松原湿原分岐→股スリ岩→神楽ヶ峰→富士見坂→雷清水→お花畑→雲尾坂→苗場山山頂・苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒユッテ) (標準歩行時間=約4時間20分)
第2日目 苗場山山頂→雲尾坂→お花畑→雷清水→富士見坂→神楽ヶ峰→股スリ岩→小松原湿原分岐→上ノ芝→中ノ芝→下ノ芝→和田小屋→第2リフト町営駐車場 (標準歩行時間=約3時間15分)
国道17号線から車でおよそ25分~30分、第2リフト町営駐車場(標高 約1,200m)に 到着します。
到着した午前8時頃の駐車場の様子です。
和田小屋(標高 1,370m)、ヤナギラン、
ガケカンバ
和田小屋から下ノ芝の途中、樹林帯の中、稲荷大神の前で 足を止めた時、オコジョが1匹現れて 目の前40~50cmまで近づいたり 周りを掛け回ったり 親しげな歓迎ぶり(?)、慌てて カメラを向けましたが すばしっこい動きについていけず ほとんど ピンボケに。
下ノ芝(標高 1,703m)
中ノ芝
小松原湿原分岐
股スリ岩
神楽ヶ峰(標高 2,030m)、
神楽ヶ峰からは 富士見坂を 下りて行きます。
真正面には 山頂部が雲に覆われた苗場山のどっしりした山容が見えてきます。
足の具合もイマイチ、はたして 登り切ることが出来るのか 一抹の不安がよぎります。
雷清水、祓川コース唯一の水場、夏の日照りこそないものの 湿度が高く 汗ダク、冷水に救われます。
神楽ヶ峰から 富士見坂を下ったコル周辺は お花畑です。
お花畑から いよいよ 最後の急登、雲尾坂にとりつきます。
雲尾坂、
雲尾坂の急登を登り切ると 南北約4km、東西約1kmの湿原が広がっており 田圃の感がある 無数の池塘が点在しています。
なんとも 不思議な山頂風景、これが苗場山の魅力なのです。
苗場山山頂(標高 2,145m)
苗場山自然体験交流センター、
旧苗場山頂ヒユッテを全面改装し 1998年6月のオープンした ログハウス風の しっかりした山小屋です。
旧苗場山頂ヒユッテには 20年位前に 1泊したことがありますが 記憶も曖昧、まるでイメージが違いました。
山頂での写真は デジブックにしてみました。
お時間お有りの方には ご笑覧下さい。→ デジブック 『初秋 朝霧の苗場山』
第2日目の朝、ご来光を期待していましたが叶わず 霧の湿原、池塘を巡ってから 往路下山しました。
12時には 駐車場に到着、渋滞の無い時間帯、国道17号、関越自動車を走り 無事帰還しました。
単純標高差 約950mの苗場山、数日間の筋肉痛は 覚悟していますが 気力体力の限界を感じた おいらく山歩きでした。