「サンクトペテルブルグ&モスクワ5日間」第4日目。今回のツアー旅行 最後の観光は モスクワの「クレムリン」と「赤の広場」です。宿泊先ホテルを 午前8時30分に出発し モスクワ市内朝の風景を 車窓から眺めながら 約45分、バスは クレムリン入口、クタフィア塔前に 到着しました。
「クレムリン」
「クレムリン」とは 「城塞」を意味する言葉で 12世紀、ユーリー・ドルゴルーキーの時代に建設されたものだそうです。モスクワは 15世紀、 全ロシア統一後 ロシアの中心地となり 首都が サンクトペテルブルグに移ってからも 第2の首都として機能し、ロシア革命後 再び 首都に返り咲きましたが 「クレムリン」は その長い歴史を物語る 生きた博物館とも言われています。
城壁の長さは 2,235m、総面積は 28万㎡に及び 内部には 「サボールナヤ広場」を中心に 「ウスベンスキー大聖堂」、「アルハンゲリスキー大聖堂」等 ロシア正教の寺院が立ち並び 帝政ロシア時代の宝物を展示している「武器庫」、革命後に建設された「クレムリン大会宮殿」、現在も 大統領が執務している「大統領府」(内部見学はおろか 近寄ることも出来ませんが)、等々、威風堂々の建造物が有り じっくり見て廻るには 1日掛かってしまうようです。
クレムリン内、屋外の写真撮影は OKですが 寺院や武器庫等の建物内では いっさい 写真撮影禁止です。また バッグ類等は 大きさ A4サイズ以下と 決められており あらかじめ注意が必要です。
城壁の「トロイツカヤ塔」(修理中)から 城内に入ります。
「大砲の皇帝」・・1586年に鋳造された大砲、当時 世界最大を誇っていましたが 実際に使用されることは無かったということです。玉1ケの重さ 1トン。
「鐘の皇帝」・・重さ 200トン、世界最大の鐘。一部が 欠けていますが その欠片だけで 11トン あるそうです。
「ブラゴヴェシェンスキー大聖堂」・・イワン大帝の命により 建設された寺院。
城壁の向こう側には モスクワ川と 市内が 眺められます。
「イワン大帝の鐘楼」・・16世紀初めに建立された鐘楼で 完成当時は モスクワで 最も高い建物だったということです。
「武器庫」・・歴代皇帝が収集した王冠、宝石等 宝物を展示している博物館。17世紀 武器製造職人や 浮彫工、聖像画家等が ここで働き 18世紀頃から 保管されるようになったそうです。黄金の馬車等 見とれてしまいます。館内 写真撮影は 一切禁止です。
「アルハンゲリスキー大聖堂」・・イワン大帝、イワン雷帝、ピョートル二世等 歴代皇帝と家族の棺があります。
「ウスペンスキー大聖堂」・・ロシア正教の府主教会として 歴代皇帝の戴冠式や任命式が行われてきた寺院。内壁は 聖人のフレスコ画で埋め尽くされており 圧巻ですが 写真撮影は 一切禁止です。聖者が描かれた荘厳な門が有りますが 見学者入口は 建物左横に有ります。
城壁の外側にある 「アレクサンドロフスキー公園」。
「赤の広場」
「マネージナヤ広場」から 「ヴァスクレセンスキー門」をくぐり 「赤の広場」に 入ります。
「カザン大聖堂」・・1612年 ポーランドに勝利したことを記念して建立された寺院。現在の建物は 1990年に 再現建設されたものだそうです。
「赤の広場」・・「クレムリン」の北東の城壁に面する 長方形の広場で 長さ 700m、幅 130m ということです。
「グム」・・1893年建設の 老舗デパート。グムとは 国立百貨店という意味のようです。外観は まるで 宮殿のごとしです。
「レーニン廟」・・レーニンが眠る廟。
1612年 モスクワを ポーランドから解放した英雄「ミーニンとポジャルスキー」像。
「聖ワシーリー寺院」・・1560年 モンゴルとの戦いに勝利したことを記念して イワン雷帝が建設した寺院。
「赤の広場」を 振り返り見る風景。
文豪 トルストイが 「母なる街」と呼んだという「モスクワ」。ロシアの歴史遺産を巡る 「サンクトペテルブルグ&モスクワ5日間」の旅が 終わりました。
空港到着間際に 激しい雷雨が有りましたが 直ぐ回復。最後まで 天候に恵まれ ラッキーでした。
午後7時15分頃 モスクワシェレメチェボ空港を離陸、日本時間 10時15分頃 成田空港に 着陸しました。