古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

冬の夢   フィッツジェラルド短編集より

2015-11-13 14:38:54 | 小説の紹介
冬の夢……Winter Dreams 1922年メトロポリタン・マガジン



12月号……野崎孝・訳



デクスターが少年の頃、売れっ子のキャディーだったこと



から話しは始まる。そして、青年になりジョディ・ジョーンズ




という美女に夢中になる。身上もクリーニングで大成功して



いた。結局、ジョディとはうまくいかず、ほかの娘と婚約、す



るとジョディがそそのかして……・結局七年後、美貌も衰え



不幸になったという話を聞き、夢のような話しだったと思



う訳だ。一体七年間に、何があったんでしょうかねえ。










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空のオルゴール     中島らも   新潮社文庫

2015-11-12 11:40:09 | 小説の紹介
トキともという青年がフランスにロベール・



ウーダンについて調査しにフランスに訪れる。



そこで魔術による暴動鎮圧やらが描かれる。



その自伝的な話し、酒を飲むシーンも多い。



らもさんは、薬を飲んでいたのでドイヒーな



作品も多い中(まあ、亡くなった人の作品を




悪くは言いたくはないけれど)、この作品はら




もさんの好きそうな要素、奇術、宗教、酒、



格闘技、麻薬、がたんまりと込められて、渾然



一体となったエンターテイメント小説に仕上が


っている。
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瀬田但・苔玉と蔓かご&鶴岡たか 生藍・にじ色マフラー展!

2015-11-10 14:50:00 | カフェ、ギャラリー
恒例となりつつあります、瀬田但さんの



苔玉とつるの作品展と鶴岡たかの生藍・



にじ色マフラー展を昨年に引き続き、今



年も29日(㈰までやりたいと思います。



瀬田さんが丹念に育てた苔玉と、丁寧に



作った蔓作品です。




緑の風合いと蔓のランプシェードで柔ら



かな光りに包まれ、一時を過ごしてみませ


んか?


部屋に苔玉があるだけで、随分と違うもの



です。ボクも去年、買わせていただいたも



のが元気で、新しい芽も出てきたので



そういった楽しみもあると思いますよ。



ぜひ、お気軽にお越しください。
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瀬田但・苔玉と蔓かご&鶴岡たか 生藍・にじ色マフラー展!

2015-11-10 14:50:00 | カフェ、ギャラリー
恒例となりつつあります、瀬田但さんの



苔玉とつるの作品展と鶴岡たかの生藍・



にじ色マフラー展を昨年に引き続き、今



年もやります!



瀬田さんが丹念に育てた苔玉と、丁寧に



作った蔓作品です。




緑の風合いと蔓のランプシェードで柔ら



かな光りに包まれ、一時を過ごしてみませ


んか?


部屋に苔玉があるだけで、随分と違うもの



です。ボクも去年、買わせていただいたも



のが元気で、新しい芽も出てきたので



そういった楽しみもあると思いますよ。



ぜひ、お気軽にお越しください。
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蛇を踏む    川上弘美

2015-11-05 15:51:19 | 小説の紹介
蛇を踏む……川上弘美……平成八年……




蛇を踏んだことで、中年のヒワ子ちゃんの母と名乗る




女性が現れた……。日常の中に潜む、不条理を明確に




描写する。そして格闘しどうなるのか、分からない。



そもそもこの話しは分からないことが多い……でも、




不思議な空気に包まれたまま、川上のウソの世界に引き






込まれていき、最後にウソが気持ちよくなってしまう。





そんな不思議ワールドにどっぷりと浸かった。





ホントに遅いよ、と言われそうだが、ファンになってしまった。





他、消える……野生時代平8年3月号。惜夜紀(あたらよき)文學



界平8年9月号。






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醍醐の桜    水上勉   新潮文庫

2015-11-04 16:01:53 | 小説の紹介
醍醐の桜……水上勉……91年……新潮文庫



七編からなる私小説。この冬、では、三好



達治さんの墓を訪問。目の見えない森田と




いう灸治療をやっている教え子に突然会い



に行く。この人はいつも、突然人に会いた




くなるらしい。表題作、醍醐の桜では、太閤



秀吉の花宴をした醍醐の桜。そこで、馬卒の




兵士で馬をつなげていた”私”。その桜を確




認しに行くことに……。



水上勉さんは2004年に亡くなられている。亡



くなって十年以上たって、尚読みつなげられ



ている作家である。

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いま、楽文(がくもん)カフェやっています。

2015-11-01 14:42:51 | カフェ、ギャラリー
いま、楽文(がくもん)カフェをやっています。





ヲシテ文字の勉強会で、印屋さんの藤原さんなど



を中心に、色々な情報の交換や、議論など、勉強




の場になっています。



今日も、七名ほど集まって、行われています。




興味のある方は、ぜひ参加してみてください。











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苦役列車    西村賢太    新潮文庫

2015-11-01 11:55:47 | 小説の紹介
苦役列車……西村賢太……2011年……新潮



文庫。



父親が性的犯罪者で中卒の賢太は人足をして




暮らしている。そこへ一人の友人らしきもの



までできる様が描かれるが、一様に暗く、肉



体的だ。そこには生の十九歳のもんもんむん




むんとした臭気が立ち込め、私小説の扉をひ



とつ開けたといえる。否応なく思い出されるの



は、永山則夫だが、……多分に、犯罪的な傾




向があるところが共通している。



芥川賞も獲っているし、映画化もされているの



で、ご存知の方も多いだろう。



犯罪的と言ったが、ご本人は、TVで拝見したが、し



ごく優しそうな笑顔を浮かべて話されていた。



意外とこういう人の方が情に厚かったり、するの




かもしれない……合掌。
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