新風舎文庫 1990年~91年
第百五回の芥川賞を受賞している。その前年に書かれた
ベトナムでのルポ、迷い旅、が所収されている。
ベトナムで大いに眠ったことで、自動起床装置、を書く
契機を得た、と語る。
その当時、外信部の記者だった。このあと、ベストセラー
の「もの食う人びと」をものすることになる。
人の欲というものに、迫ってくるもので、この人にとって
は非常な興味の対象となるのだろう。食と眠り。
現代社会でも、時として、重要事項の眠り。今では、眠り
の浅いのを検知して起こしてくれる優れものもあるらしい
が、深い眠りはなかなか得にくいものだ。
ボクも眠りを求めて、夜の谷間を彷徨う旅人かもしれない。
(鶴岡 卓哉)
第百五回の芥川賞を受賞している。その前年に書かれた
ベトナムでのルポ、迷い旅、が所収されている。
ベトナムで大いに眠ったことで、自動起床装置、を書く
契機を得た、と語る。
その当時、外信部の記者だった。このあと、ベストセラー
の「もの食う人びと」をものすることになる。
人の欲というものに、迫ってくるもので、この人にとって
は非常な興味の対象となるのだろう。食と眠り。
現代社会でも、時として、重要事項の眠り。今では、眠り
の浅いのを検知して起こしてくれる優れものもあるらしい
が、深い眠りはなかなか得にくいものだ。
ボクも眠りを求めて、夜の谷間を彷徨う旅人かもしれない。
(鶴岡 卓哉)