中公文庫。
88年6月~91年4月までの三年間を描く。正月三が日の
風邪をひくところから始まる。飼っている玉ちゃんと
云う猫がいるのだが、この作品ではキーとなっている。
19歳とちょっと生きたらしいが、玉ちゃんが死んだ
ところではつらつらと涙が出てきた。そのまなざしは
細かく厳しく、あるいは、ゆったり穏やかだ。この日
日雑記を書かれた二年後に亡くなっている。読み終わ
ると親しい友人のような気がしてしまう記である。
女性らしく、男には書けないなあ、と思ってしまう。
88年6月~91年4月までの三年間を描く。正月三が日の
風邪をひくところから始まる。飼っている玉ちゃんと
云う猫がいるのだが、この作品ではキーとなっている。
19歳とちょっと生きたらしいが、玉ちゃんが死んだ
ところではつらつらと涙が出てきた。そのまなざしは
細かく厳しく、あるいは、ゆったり穏やかだ。この日
日雑記を書かれた二年後に亡くなっている。読み終わ
ると親しい友人のような気がしてしまう記である。
女性らしく、男には書けないなあ、と思ってしまう。