人でなしの恋、恐怖王……江戸川乱歩。
人でなしの恋、は三十二歳、1926年の時の作品
乱歩さんが恐怖と語る、人形への愛を描いたもの。
人形を毀してしまうと、旦那になった人はとうとう
……という。
恐怖王は、三十七歳、1931年の時の作品。
「気の抜けた文章」、「中途半端」と酷評だった。
恐怖王という快人物が次々に、事件を起こしていき、
蘭堂という作家がなぞ解きをするはずなんだけど、まっ
たく謎を解かない……ずるずると展開していき、な
し崩しに犯人が分かってしまう、というなんとも
乱歩さんでもこういうへまをやった作品というのが
あるのだな、といまではちょっと笑ってしまう感じ
になる作品です。
人でなしの恋、は三十二歳、1926年の時の作品
乱歩さんが恐怖と語る、人形への愛を描いたもの。
人形を毀してしまうと、旦那になった人はとうとう
……という。
恐怖王は、三十七歳、1931年の時の作品。
「気の抜けた文章」、「中途半端」と酷評だった。
恐怖王という快人物が次々に、事件を起こしていき、
蘭堂という作家がなぞ解きをするはずなんだけど、まっ
たく謎を解かない……ずるずると展開していき、な
し崩しに犯人が分かってしまう、というなんとも
乱歩さんでもこういうへまをやった作品というのが
あるのだな、といまではちょっと笑ってしまう感じ
になる作品です。