新潮文庫 平成11年
ほんじょさん若干22歳からの24歳までの
エッセイ。
22歳と言っても、24歳で樋口一葉は逝った
し、立原道造も24歳だ、とほんじょさんも書
いている通り、もっと若くして立派な文章を書く
人もいることはいる。ほんじょさんの書くものは
可愛くて、なでなでしたくなっちゃう。まるで、
ネコを撫でるように。でも、ほんじょさんは若く
して結婚されているから、迂闊にそんなことはでき
やしまへん。解説には50過ぎで書いたらもさんの
恋文がのっている。恋文と言っても、らもさん自
身のことがつらつらと書かれていて、らもファンも
楽しめる。52歳でらもさんは死にはったので、
最晩年の文章ということになるだろう。
(読了日 2024年1・12(金)13:34)