講談社 1969年
1959年ころからのエッセーを6章に分けて、綴られている。
本屋さんにはないかもしれない、絶版になっているということだ。
1960年代のドキドキとする時代感覚が如実ににじみでているような
気がする。
セザンヌの描いた1コのリンゴの絵が、ホンモノのリンゴより価値がある
問題には、そういう見方があるものか、果たして、1コなん億円ものリンゴとは
いかんや、と思った。それはひとつの芸術論であると同時に、ひとりの人間の
価値観でもあると思うのだ。クルマがお好きだったという谷川氏。
ぼくは詩人とは大声では言えないような詩を書かせてもらっている
男だが、大先輩(というのも憚れるが)の若き日の永遠を目にし、感動
している次第。
(読了日 2023年6・5(月)18:40)
(鶴岡 卓哉)
1959年ころからのエッセーを6章に分けて、綴られている。
本屋さんにはないかもしれない、絶版になっているということだ。
1960年代のドキドキとする時代感覚が如実ににじみでているような
気がする。
セザンヌの描いた1コのリンゴの絵が、ホンモノのリンゴより価値がある
問題には、そういう見方があるものか、果たして、1コなん億円ものリンゴとは
いかんや、と思った。それはひとつの芸術論であると同時に、ひとりの人間の
価値観でもあると思うのだ。クルマがお好きだったという谷川氏。
ぼくは詩人とは大声では言えないような詩を書かせてもらっている
男だが、大先輩(というのも憚れるが)の若き日の永遠を目にし、感動
している次第。
(読了日 2023年6・5(月)18:40)
(鶴岡 卓哉)