古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

安曇野の白い庭    丸山健二

2018-08-08 11:29:17 | 丸山健二
新潮文庫 平成十二年四月


おカネを持つと魂を曇らせる、という箴言は、そういうものかも


しれないなあ、と思った。


もともと、古本カフェに持ち込まれた本で、読む気はあまりなか


ったのだが、ちょっと読んだら引き込まれて、つい最後までじっ


くりと読んでしまった。


庭にかける情熱、小説にかける熱意、その情熱がこの本を熱くし


ているのだな、と思って、それがひしひしと伝わってきて、こっ


ちまで、無意味に没頭したくなってくる。


ボクも小説を書いてるんで、その気持ちは痛いほど分かるけれど


、日記文学とはひと味違った形の日常を描いた作品と捉えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする