古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

キュンとしちゃだめですか?    益田ミリ

2020-12-01 02:38:45 | 益田 ミリ

文春文庫     2009年

 

40代に突入したばかりの益田女史のキュンについての

 

考察。まあ、この世の中にはいろんなキュンが転がって

 

いるものである。その視点のおもしろさがこの本には

 

ある。

 

文句ばかり言っているような女はイヤであり、この

 

ようにおじさんにもキュンとしてくれると、うれしく

 

なってしまう。っていうより、この本読んでるおれっち

 

にキュンとしてほしいわ。というと、なんだか、キュン

 

とできなくなってしまうんだろうね。

 

というおれっちは女性にキュンとくるのかととわれれば、

 

大抵の男はキュンとなんてしてないだろう。というより、

 

キュンとくるような女の子とお近づきになれる機会が

 

おまへんわ(なぜか大阪弁)。

 

キュンかあ、キュンなあ、ええなあ、キュン、キュン

 

したいなあ、というわけで、キュン探しの旅が始まる

 

おれっちでした、ぐわし……合掌。

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週末、森で    益田ミリ

2020-09-13 22:23:52 | 益田 ミリ

幻冬舎文庫     2009年

 

ボクは思うんだけどさア、いつも古本で本読んで

 

いるけど、古本じゃ作家に一銭もいかないんだよ

 

なあ、って。だから、こういう風に書いて、少し

 

でも、返したいって気持ちがあるんだよねえ。

 

で、この本はマンガである。マンガっていっちゃって

 

いいのか、脱力系の、癒し系っていうのかな、けど、

 

はなしは仕事のことだ。仕事はタイヘンだ、それはわ

 

かっておる。

 

ボクはおカネはないけど、ラクしているよなあ。この

 

本にはライフがあるんだよねえ、ほんとに働いてないと

 

わからない、あるある、っていうものがね。人間関係なので

 

あるね、最終的には。

 

ほんとのマンガって疲れちゃうんだよねえ、おれっち。

 

こういう力の抜いた絵なら、重いテーマでも軽く読めるから

 

いいんじゃないんだろうか、なんて思うのだが……合掌。

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言えない言葉  益田ミリ

2019-08-23 04:25:29 | 益田 ミリ
集英社文庫    2012年


益田さんのデリケートな言語感覚を本にしたもの。けど、なんで、


ちょっと笑っちゃうんだろうね。


そう言われてみれば、使わなくなった言葉ってけっこうある、「ガーン」


とか聞かなくなったしな。


あまりのデリケートさに、いや、それは「センシティブ」すぎるんじゃない


ですか、と言ったら、益田さんはどう反応するだろうか。


ボクも考えてみたら使えない言葉ある。小学生のころ、絶対殺す、と口癖の


ように言っていたが、(今、考えると怖い小学生だな。でも、そのころ流行っ


ていたのだ、絶対殺す)ハハにそんな言葉は使うな、と注意されて、使っては


いけないのか、気づいた。というか、今では映画でも、殺人シーンのあるものは


観るのやめてしまうし、殺す、と言う言葉は小説でも、あまり使いたくないの


だった。それにしても、こんなフツーの言いたくない言葉を書くボクは平凡だな。


ちょっとカマトトぶってるミリさんって、そう考えるとスゴいな、うん、才能あ


るよ、ホント…………合掌。


                           (鶴岡 卓哉)
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47都道府県女ひとりで行ってみよう   益田ミリ

2019-02-20 13:01:40 | 益田 ミリ
幻冬舎文庫   2008年6月


益田さんの著作を初めて拝読したが、ミリとはよくできた


ペンネームである。センチでもメートルでもない、ミリっ


て言うのが、この人には似合っている。


ネットで検索しても、どこにもお顔は拝見できなかった。


うーん、マンガと文体で推測するに、いかにもフツ女とい


う感じの女子らしい女子じゃないか、と。


広島ももちろん来られていて、呉に行ったとか。呉はボクも


行ったことがあって、レンガ街のブラジルって喫茶店でコーヒ


ーを飲みました。迷路みたいな喫茶店でした。


これをマネして、ボクもおカネができるようになったら、47


都道府県男ひとりで行ってみよう……需要ないだろうね……でも、


ボクがやったら、この本の十倍の分量になると思う……アタタ……


合掌。
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