古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

絵画教室募集!

2021-01-31 14:09:19 | 大道珠貴

広島県牛田地区を中心に絵画教室に来ませんか?

 

子供は小さいときが大切、いい先生との出会い

 

がその子に一生いい影響を与えるかもしれませ

 

ん。

 

ご紹介するのは、先だって、教室で粘土を使って

 

描いた絵です。それぞれ、個性が光っています。

 

同じ絵を描かせることはせず、それぞれ、描きた

 

いという意思を尊重します。のびのびと描かれて

 

いるのがよくわかります。

 

鉛筆画はボクが描いたもので、エビです。毎週土曜日

 

13:00からやっています。どうです、一緒に描き

 

ませんか?

 

 

 

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ルーグ     フィリップ・K・ディック

2021-01-31 10:42:50 | 小説の紹介

「ディック傑作集1」所収。  大森望・訳

 

犬がルーグ! という。そして、ルーグというのは

 

どうやら小さな宇宙人(インベーダー)のようなの

 

だ。ボクの解釈だが、ルーグは見張りの犬をトラッ

 

クに積み込んでいるらしいのだ。あるいは、ごみを

 

拾い集めているか? そこらへんはよくわからない

 

が、不穏な空気が漂う中で、ルーグなるものはなに

 

やら活動しているようなのだ。

 

毎週、犬狩りをするルーグ。なんかすごくアメリカ的

 

UMAのニオイがするんですけど……合掌。

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ウーヴ身重く横たわる   フィリップ・K・ディック

2021-01-29 13:23:34 | 小説の紹介

大森望・訳  「ディック傑作集1」所収。

 

どこかで読んだ短編だったが、忘れられないほど

 

に強烈なものだった。

 

ウ―ヴという豚のようだが心の読めるしゃべること

 

のできる動物を食糧にしてしまう。大抵食べてしま

 

うってことは、その生物に魂的なものがない、という

 

認識のもとに食べていると思うのだが、しゃべるとな

 

ると、また、状況は変わってくる。

 

しゃべる動物を食えるか、と問われれば、ちょっと

 

気味が悪くて、食う気が失せる。それを船長は「もっと

 

どうだ」とうまそうに食ってしまう。そして、議論を

 

始めるようですよ。

 

議論できても、人として終わっていては仕方ないですね

 

……合掌。

 

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融通のきかない機械     フィリップ・K・ディック

2021-01-28 10:11:03 | 小説の紹介

「ゴールデン・マン」所収

 

オリジナル・サイエンス・フィクション誌1957年1月号

 

マシンのMと呼ばれる変幻自在に姿を変える機械が証拠を

 

わざと残し、殺人をする。アイデアがいい。追放されて

 

系間連絡港とか銀河系を旅する場面ではSFファンなら誰もが

 

胸をワクワクさせるはずだ。そうだ! こういうのが読みたかっ

 

たんだ! と思わずにはいられない。

 

アイデアといい、ストーリーといい、これで貧乏のズンドコ

 

にいたとは気の毒としかいいようがない。不遇の時代に書かれた

 

とは思えないほど、筆がのっている。……合掌。

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小さな黒い箱     フィリップ・K・ディック

2021-01-27 10:02:31 | 小説の紹介

浅倉久志・訳  「ゴールデン・マン」所収。

 

ワールド・オブ・トゥモロウ誌1964年8月号

 

のちに「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

 

の元になった短編。小さな黒い箱とは、共感ボッ

 

クスと呼ばれるテレパシーをするための箱のことと

 

思われる。宗教的なものと政治的なものとの関わり

 

みたいなことが、テレパシーと相まって、一種世界を

 

作りだしている。

 

おおものになる予感は大いに秘めていると感じられる。

 

世紀の傑作映画「ブレードランナー」の片りんはうか

 

がえつつも、まだ、全貌は明らかになっていない、と

 

いう感じ。でも、不気味な感じは大いに感じられた。

 

……合掌。

 

 

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ヤンシーにならえ    フィリップ・K・ディック

2021-01-26 09:55:34 | 小説の紹介

ハヤカワ文庫  ワールズ・オフ・イフ誌1955年

 

8月号

 

ヤンシーのモデルはアイゼンハワー大統領だという

 

ことらしい。ヤンシーという虚構のあたりさわりの

 

ない男をプロパガンダに利用し、民衆を無毒化する

 

という施策を阻むべく、シップリングは反旗を翻す。

 

極めて反骨的で、体制に反抗している。ボクはこ

 

ういう1984年的な作品は好きだ。ジョージ・オーウ

 

ェルの管理社会を示唆した作品だが、この作品は無

 

毒化するといったところが違う。もうそういう全体

 

主義さえ、気づかないままで今の日本が陥りつつある

 

現状を示唆しているようだ。テレビが考えるという

 

ことをしてくれるから、考えなくていい、というのに

 

似ていると思うのだが。……合掌。

 

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リターン・マッチ    P・K・ディック

2021-01-25 07:03:12 | 小説の紹介

ハヤカワ文庫 ディック傑作集3 「ゴールデン・マン」所収。

 

ピンボールを扱った短編だと思うのだが、

 

ピンボールで思い出すのは村上春樹氏の

 

1973年のピンボールだが、これが書か

 

れたのは1967年2月号のギャラクシィ

 

誌に掲載されたものだ。

 

賭博用の危険なオモチャに命を狙われるとい

 

うもの。そもそも、このオモチャ、ピンボー

 

ル・マシンは命を奪うためにつくられたらし

 

い。

 

初め、読んで分からなかったが2・3度読むと

 

分かってきた。ラストのピンボールの中に入っ

 

てしまうというオチも読めなかった……合掌。

 

 

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ふとした表紙に    フィリップ・K・ディック

2021-01-24 12:09:38 | 小説の紹介

小川隆・訳   「ゴールデン・マン」ディック傑作集3所収

 

舞台は火星、住んでいる人間たちがいて、出版社

 

をやっているマスターズさんにワブ革装の本に誤

 

りがある、とクレームが8件ほど来る。ワブとい

 

うのは、永遠に生きる動物らしく、皮も本体が死

 

んだあとも生き続ける。そして、そのワブという

 

のが、勝手に文章を変えてしまうというらしいのだ。

 

それで、マスターズさんはいろいろなもので試し、

 

聖書で試したりもする。

 

発想が奇特でいい。だれもこんなこと思いつかな

 

いだろう。SFの真骨頂である。18Pほどの短い

 

短編。

 

フェイマス・サイエンス・フィクション誌 

 

1968年夏号。

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妖精の王    フィリップ・K・ディック

2021-01-23 10:25:03 | 小説の紹介

ディック傑作集3   ハヤカワ文庫

 

この「妖精の王」だが、ガソリン・スタンドの店主が

 

大雨の日に、妖精の王を助けたら、その王が遺言で、

 

シャドラックを指名したことで、妖精の王になる。

 

まわりに言いふらしたことで奇異な目で見られつつ、

 

王国を襲う、トロール退治で友人のフィニアスが

 

トロールのボスで、殺してしまうことで退治する。

 

現実に還ることはなく、妖精の王になったことで

 

押し切る。

 

妄想なのか? リアルで妖精の王になったのか?

 

その世界では何でもアリだからなんともいえないな

 

……合掌。

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にんげんのおへそ   高峰秀子

2021-01-22 09:54:41 | 本の紹介

文藝春秋   平成10年

 

ここまで四冊読んでくると、だいぶネタがだぶってくる。幼少

 

のころから、養母にしてやられる話しは何度も読んだ鉄板ネタ

 

だ。

 

梅原画伯の話しとかも鉄板で何度も語られる。ボケの話しも

 

出てくるが、何度も同じ話しをするのはシーナさんもそうだが、

 

何冊も本をだしている人のあるあるなのだろうか。

 

おへそっていうのは誰にでもあって、かつて重要な働きを

 

したけど、今は使う当てもない、いらない部分っていう意味も

 

あるのかもしれない。

 

なんで作家は同じ話しを何度も書くのかって疑問の答えは、

 

そうそうネタって転がってないってことだろうね……合掌。

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