文春文庫 2001年
フランス映画のようなタイトルに思わず手に
とって、買ってしまった。
この前、テレビでご自分の台所を紹介していて
、その喋り方が妙に心地よく響いたのだ。
まだ料理家、文筆家として、デビューする以前の
不安でたまらない、どうしようもない日々を日記
形式で綴っている。
ボクもやたらと下積みが長く、未だに下積んじゃ
ってるんで呆れるばかりだが、世に出ていく人は
出ていくものなのだな。
おいしそうな料理やドリンクが巻末にカラーでのっ
ている。
ボクはいつでも腹をすかせている、そして、食うた
びに、どんなことがあっても生きていこう、と思う
おれっちだった。……合掌。