古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ビロウな話で恐縮です日記    三浦しをん

2019-08-15 01:08:15 | 三浦しをん
太田出版   2008年


再読ということになるだろうか、覚えていないだろうな、と思っていたが、


意外と内容を覚えていたので自分で驚いた。


それだけこのビロウ~が印象的な話に満ちているということなのだろうか。


けど、三浦さん、そうじした方が良かったですね。このあと、たしか汚れ


ていることが体力いるのでそうじしだした、とか、書いておられたような


気がするが(他の作家さんだったかもしれない)、そうじ、大事ですよ。


ボクも若いころは部屋は汚かったですね。年取ってからホントそうじする


ようになって、ピカピカですもん。なんで若い人って汚いの平気なんです


かねえ? って誰に聞いてるんだろう………………合掌。



                         (鶴岡卓哉)
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シュミじゃないんだ    三浦しをん

2018-02-08 08:18:08 | 三浦しをん
新書堂   2006年


ボーイズ・ラブの書評。


テーマを各回で決めて論じている。


あとりさんの貴重なカットも載っている。


あとりさんは2004年、34歳、永眠。


やはり、このくらいボーイズラブを愛さないと


モノにはならないということがよく分かりました。


腐女子のバイブルじゃないですかね。


といっても、ボクはオカマじゃないです。違いま


すって、オカマじゃないですって(-_-;)。



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ビロウな話で恐縮です日記    三浦しをん

2018-02-03 12:14:54 | 三浦しをん
太田出版。



夢の話が出てくるのだが、夢を書くってことについては


むずかしいことも多々あるのだが、そこらへんはしをん


さん、上手ですね。


不条理を不条理として書けてる。


どんどんふくらむ体に悩み、BLマンガ、小説にあけく


れ、オリジン弁当をくらう。


部屋は汚部屋ですかね。


読む楽しさをわかっているっていう、ツボを押さえた文章


だ、と思う。


退屈しのぎに読むだけではもったいないかな、と思うが、い


まや、退屈をしのげる本がすくなくなってるから、貴重だと


思いますね。
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人生激場      三浦しをん

2018-02-01 15:45:44 | 三浦しをん
新潮文庫  2003年10月。



「ザ・ワイド」の草野さんをこよなく愛し


 道に迷って、ウロウロとチャリで遭難し、


沖縄で乳パットを見られ、早々に恋を諦め、


宇多田ヒカルのプロモビデオの皿の洗い方


を気にし、胸毛をこよなく愛し、シーマン・


カーンを愛す女。


そんな女の手記を読んで、ニヤニヤしてる


オレッチってちょっとヘン?、と思うオレを


こよなく愛す自己愛にあふれているオレッチ



であった。
 
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悶絶スパイラル      三浦しをん

2018-01-23 10:25:16 | 三浦しをん
新潮文庫   2008年1月


マンガの名言日めくりをつくるとしたら、どんな名言



があるか、を考える。夜な夜な天丼求めて、街をさま



よう。砲丸投げをなぜはじめようとしたのかを憂い、



タクシーの運転手と雑談に耽る。



二番目にお待ちのお客様どうぞ、に疑問を感じ、鋭敏


な言語感覚を披露する。



キン〇キッズに感動し、その深さをほめたたえる。ゴミ



の出し方から世相を斬る女……それらがニュータイプの直



木賞作家といわれた、しをんさんです。
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夢のような幸福   三浦しをん

2018-01-20 11:30:08 | 三浦しをん
新潮文庫。



松苗あけみ先生の装丁に男子たる僕ははひるんで


はしまうものの手に取ってみる。読めば、面白い


ことは分かっているのだ。


しかし、中身もボーイズラブ批評アリ、腐女子全開で



描き切る。


水着を選ぶ文章は、林望さんもリアリズムだと評する



ほど、その醜態はユーモアにあふれている。



僕には姉がいるが、こんな姉だったら、ちょっと厄介



だな、と思うが姉弟漫才ともいうべき会話描写は軽快で


ある。


旅をする場面も多いが、沖縄かア、いいなあ、と僕も旅し


た気分になれる……かなあ……?
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乙女なげやり     三浦しをん

2018-01-13 06:17:17 | 三浦しをん
新潮文庫。



ロード・オブ・ザ・リングのヴィゴをこよなく愛し


、ひたすら妄想する。弟とジロウくんの仲をあやし


み、偽スタ〇でマンガ批評会を開く女。自問自答す


るなげやり人生相談もある。けど、この女、よく


腹が痛くなったり、貧血で倒れたりするが、大丈夫


か? タバコ吸いすぎとちゃうか? タバコやめた方が


良くないか?……大きなお世話か??。
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しをんのしおり   三浦しをん

2018-01-03 10:04:17 | 三浦しをん
(新年一発目は去年一番多く読んだ、しをんさんの書評か


ら。)




新潮文庫。


マンガ本ヲタクで、(その当時、直木賞をとるずっと前のこ



とです)古本屋でバイトしていて突然、旅行に大阪に行くよ




うな女性、しをんさんの日々を明るく楽しく描いたエッセイ。




文学的に過ぎるおれっちは初めはちょっと、ふんがふんが、とかで拒




否反応を起こしたが、読んでいると、その底抜けの明るさに、



ひき込まれてしまった。



エッセイというのは、楽しいということが大事なのである、



といいたげで、納得、あなたは正しいです、と言っているおれっち


がいた。
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