古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

絲的メイソウ   絲山秋子

2019-01-20 11:38:03 | 絲山秋子
ボクは、髪がないが、絲山さんは禿頭が好みだという。へえ。


タバコを60本吸って、コーヒーを十杯飲む。


本書でも、怒りが過剰だが、ちょっとイライラしすぎなんでは。


なんで、そんなことを怒るのか、わからないということにまで


怒っている。絲山さんは、腹が立つらしいんだな。


うーん、それで恋愛なんて、ムリなんじゃねえ? と十三年前


の絲山さんに言ってあげたい。どうせ捕まる相手なんて、碌な


相手じゃないよ、と。


それで、思想の排泄物的な絲山さんの脂がのっていた頃の本書は


けっこうおもしろいです。
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北緯14度  絲山秋子

2019-01-06 18:40:36 | 絲山秋子
北緯14度  セネガルでの二ヵ月 


講談社文庫    2008年11月


十年ほど前の作品である。


芥川賞作家の絲川さんがセネガルに二ヵ月旅したことを綴っている。


この作品の中の言葉で、言葉は流ちょうになるほど心が通じにくく



なる、みたいなのがあるのだが、それが文学者として、言葉という


ものに鋭敏に反応していて、心に響いた。


ドゥドゥという人の音楽をボクは聴いたことがないのだが、そのド


ゥドゥに九歳のとき出会って感銘を受けて以来、会いたくて、仕方


なかったらしい。


セネガル? どこにあるんでしょう? という感じだが、行きたい


という絲山さんみたいな人もいるんだから、人って不思議だ。


ボクは日本で充分です。広島だけでマジで良いです。といいつつも


おカネとヒマがあれば、旅はしたいなあ、いや、やっぱり、いいや


…………アチャアア、こりゃ、ダメだ。 
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