皆美社。
エッセイ集。詩人と死からはじまる。死は生まれ出るとき
本当の価値があるという。ヴェート-ベン礼賛から、庭に
来るウグイスの話まで。表題作の来る日去る日はポルトガ
ルのサンタ・クルスに逗留していた頃の話。檀先生の早死
にの原因は、この海外逗留にあったと僕は思う。海外にそ
んなに行っていたら体もおかしくなるだろう、と思われる。
檀先生と言ったが、この人は、愛人は作るし、家に帰らな
いし、好き放題したひとである。人間としては尊敬できな
いけれど、作家としては一流であった。(一度、2016
年に投稿したが、削除していた。)
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