古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

白痴    坂口安吾

2018-12-26 15:08:28 | 坂口安吾
いずこへ、白痴ができがいいようだ。


ハハの上京までガンバって読むだけ読んだが、外套と青空


となると、ほとんど何を言っているのだかわからない。


酒で頭がウロウロになっているのか、でたらめとはいわないまでも


読めるようには書かれていない。


いずこへ、は混沌がうまく描けていて、良かった。坂口文学といえ


るくらいのものにしている。


白痴も同様、白痴の女が転がり込んできて、戦火の中を逃げてゆく


ところなど、じつにうまく描けている。


マア、文章を書く、スキルが未熟なのだとは思う。
コメント
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