古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

あと千回の晩飯   山田風太郎

2018-08-07 14:35:39 | 山田風太郎
角川文庫    1997年



風太郎先生が晩年、晩飯を食えるのはあと千回くらいだろう


というテーマに書かれたエッセイ。


風太郎先生は小柄で痩せているのに、糖尿病で白内障の手術が


できないくらいに進行していて、パーキンソン氏病だったとい


う。乱歩先生を敬愛し、漱石を崇拝していたようだ。


けど、晩飯のメニューがのっていたけれど、これじゃ、糖尿に



なるのもやむなし、と思われた。



風太郎先生の生死観を知る手がかりにもなり、奇才と呼ばれた


先生の素のお姿を垣間見られる格好のテクストになっている。
コメント
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