古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

一号線を北上せよ ヴェトナム街道編 沢木耕太郎

2024-10-01 00:52:17 | 本の紹介

講談社文庫 2003年

 

「深夜特急」は個人的に思うところがあってか、

 

読むのを中断してしまったのだが、この本は

 

完読できた。

 

ヴェトナムには一号線というのがあって、

 

飛行機の墜落事故にあったばかりなのに、

 

ガタガタ揺れるバスで北上することに決める。

 

そのときのことが描かれている。巻末に、

 

高峰秀子女史との対談がのっていて、高峰

 

さんというのは、穴の中でずっと本を読んで

 

いたいような人らしいね。ぼく、そういう

 

人が好き。一生街から出ない人とか、半径

 

五百m以内で全部済ます人とか、だから、

 

あんまり、旅する人っていうのに、共感は

 

しないけど、読むのは好きなわけでさ。読む

 

のだったら、いくらでも読みますよ、という

 

わけで、すごく行ってみたくはならないけど、

 

おもしろかった。

 

(読了日 2024年9・8(日)13:44)

              (鶴岡 卓哉)    

 

コメント
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