文春文庫 2003年
角田女史の杉並区上萩のYouTube動画が好きで
20回は見ている。
1993年から1999年の投稿原稿及び書下ろし
が収められている本書。
まず冒頭、忌野清志郎&みかんのスローバラードの
歌詞がのっている。清志郎かあ、のっけから趣味の良さを
だしてくるなあ、と読みすすめていくと、子供時代は
泣かない子供だったらしくて、泣けるおとなに恋焦がれていた
とか。小学生で作家を志した角田さん、言葉というものが
彼女に与えた翼はどこにでも飛んでいけることを教えて
くれたようだ。ぼくも小六の卒業に際し、流行作家になり
たい、などと言っていたように思う。それと、同時に
釣りキチ三平にもなりたかった。
(読了日 2022年12・26 3:00)