新潮文庫 平成22年
嵐山さんといえば、僕ら世代では笑っていいとも創刊号の編集後記で
~であーる、でおなじみなのだが、若い人は知らないだろうね。
この嵐山さんが、水上勉とか、坂口安吾、遠藤周作、吉行淳之介、向
田邦子らを直截知る最後の世代ではないだろうか。
嵐山さんは編集者をしていたらしく、仕事上、お付き合いがあったらしく、
この本にもそれが活かされている。会ったことがあるのと、ないのでは、
文章のリアリティも全然違ったものになったろう。そういった意味でも
この文士シリーズオモシロそうだ。
開高師匠が大トリだったが、グルメと言えば、だろうね。でも、開高師匠は
喫煙者だったので、本当のところどうなのかっていうと、元喫煙者の僕からし
たら、とても怪しいな、と思ったりするんである………………合掌。
(鶴岡 卓哉)
嵐山さんといえば、僕ら世代では笑っていいとも創刊号の編集後記で
~であーる、でおなじみなのだが、若い人は知らないだろうね。
この嵐山さんが、水上勉とか、坂口安吾、遠藤周作、吉行淳之介、向
田邦子らを直截知る最後の世代ではないだろうか。
嵐山さんは編集者をしていたらしく、仕事上、お付き合いがあったらしく、
この本にもそれが活かされている。会ったことがあるのと、ないのでは、
文章のリアリティも全然違ったものになったろう。そういった意味でも
この文士シリーズオモシロそうだ。
開高師匠が大トリだったが、グルメと言えば、だろうね。でも、開高師匠は
喫煙者だったので、本当のところどうなのかっていうと、元喫煙者の僕からし
たら、とても怪しいな、と思ったりするんである………………合掌。
(鶴岡 卓哉)