ショウブ類、最後の花カキツバタが咲いた。ほっそりとしたイメージで華奢な感じがする花だ。隣にまだ花菖蒲が咲いているが遠目には同じ種類の花と思えるが、こうして拡大して見るとまるで雰囲気が違う。
咲いた花弁が下に垂れ下がる面白い花、バレンソウだ。この花、咲く前も楽しく一つ一つの花弁を閉じ、細い線状になっている。下に見える花がその状態だ。咲く過程で2度3度と楽しませてくれる花だ。
まだ初夏だと言うのに桔梗の花が咲き始めた。最初に咲いたのは色合いが涼しげな青色で形も美しい。秋の7草では先日のカワラナデシコに続き2種目。爽やかな花が夏を通り越して秋を恋しくさせる。
一転、こちらは夏に咲いてこその花、沙羅(シャラ)だ。暑さに白い花弁が際立つ。
草花が多い田舎に住む我が身。今年の朝ドラ”らんまん”は色々な草花の名前を覚えさせてくれるだけでも楽しい。今放映の節の花はマルバマンネングサ(丸葉万年草)だが我が家にもあった。葉に光沢があり厚みを感じる。この草花、繁殖力が強いようで退治が大変なようだ。咲いているのを見つけるのに苦労した草花だ。
昨日21日は夏至、そして七十二候は乃東枯(なつかれくさかるる)だった。この乃東(なつかれくさ)は半年後の冬至の日、七十二候で乃東生(なつかれくさしょうず)があり、この頃に芽生え始めた乃東が夏至の今頃、枯れ始めるとされている。
乃東(なつかれくさ)とは、ウツボグサ(靫草)のことで漢方薬に用いられる夏枯草(カゴソウ)の古名だそうだ。薬用には花の後、褐色になりかけた花穂を用いいるようで、速やかに乾燥させ使用する。口内炎や扁桃炎の改善、腎炎や膀胱炎に対する利尿薬として内服するとのことだ。野草ではあるが可愛い花で我が家では駐車場の横に群生している。我が家の草取りは私はしていない。していないというよりも出来ないの言い方が正しい。どの草を抜いてよいかがわからないからだ。女房は敷地内を歩くとき、探し物をしているようにいつも下を向いて歩いていてイヤな草を見つけると時を構わず抜いている。孫が遊びに来たときにそんな姿を見て自分も足元に目をやりながら言った、”あーちゃん(ばあば)、何か落としたの?”
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