庭木の剪定を進めている。毎年のことだが12月に入って残っていると少々焦る。常緑樹からやり始め、落葉樹に移るのだが今年はモミジなど紅葉するのが遅く、落葉樹はほとんど残っている。やっと少し赤くなって来たモミジだ。上に張り出す大きい木はナンジャモンジャ、こちらもやっと黄色くなってきた。
こちらは家の西側にあるモミジで紅さが増した。奥に見えるのは剪定の済んだ槲(かしわ)の木。槲の葉は今の時期に枯れるのだが枯れても落ちず木に留まる。来春、新芽が芽吹くと安心したかのように散り始める。男の子の節句にかしわ餅で祝うのは”新しい葉が出るまで古い葉が落ちない”、ここから来ているようだ。
椿がボチボチと咲き始めた。例年なら早い木は10月初旬には花を付けるのだが今年は3週間以上遅かった気がする。
鉢植の花だ。ガーンジーユリの名ではないかと思う。この手の花は種々あり名前がわかりにくい。名前がわからない花はグーグルのカメラ検索で探すのだがこれに似た花はたくさんあり、”おそらく”の名だ。
ビワの蕾が出来始めた。植物に関心を持ち始め、凄いと思った木の1種だ。感心するのはその強さ、ビワは今が蕾の出来る頃で12月から1月に花が咲く。木の花で真冬に咲くのはあまり知らない。そして実が見え始めるのが2月、3月から4月になればしっかりとした実になる。熟すのは6月、寒くなるころに蕾を付け、熟するまで7,8ヶ月を要する。真冬に蕾から花そして実になり熟す、しっかり味わって頂きたい。
11月の終わりに虹が掛かった。手前の木はプロが剪定してくれた欅、その向こう北の方角に出来た。しゃれではなく、2時過ぎの光景だ。七十二候では虹が出始める頃が4月半ばで、虹が出なくなる頃とする”虹蔵不見(にじかくれてみえず)は11月の20日過ぎだ。これが今年最後の虹かも、と思うと感慨深い。
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