CMに感化された訳ではないが”ほぼ秋”の15日に各務ヶ原市にある内藤記念くすり博物館薬草園に行って来た。年に一度ぐらい訪れるのだが今回は”薬草の写真の写し方”と言う講演が開催されたのに合わせた。講義の後、園内を見て回る。秋の7草の1種、女郎花(オミナエシ)・葛(クズ)の花が咲いていた。
こちらは吾亦紅(われもこう)である。薬草園にある草花、当然の生薬で根がタンニンやサポニンを多く含み、止血や火傷、湿疹の治療に用いられるようだ。”われもまたくれないなりとひそやかに”。高浜虚子が吾亦紅の名の由来を歌った句である。
んっ、と思う花があった。何だこの花はと名札を見るとまた一瞬”んっ”となり2度見する。ネコノヒゲと書いている。花をもう一度見る、なるほどである。
黄色いボンボンを付けたような花畑がある。キバナオランダセンニチと言う立札があった。黄色い花でオランダから来た千日草に似た花と言うところからの名前のようだ。スピラントールと言う成分を多く含み、シワの改善に効果があるようで美容クリニックとかで使用されるようだ。
オクラに似た背丈のある花が見える。が、茎が紅く実も紅い。ローゼルと呼ばれる花である。花や果実がハーブティーに利用されるようだ。生食も可能のようだ。我が家でもヨーグルトに入ってくるときがある。
最後に温室に入る。今に実るものは少ないようだがカカオがあった。幹に直接成る実に驚いたものだが今回はもう一つ花にもびっくりである。写真右がそれである。実がそうだから当然と言えるが小さな花が幹から沸き立つように咲いている。楽しい木である。
春先と比べ、花の種類は少なかったが楽しい見学だった。こうして書きながらネコノヒゲの効能がわからない事に気が付いた。調べてみたがわからない。まさか、まさかとは思うのだが・・・野ネズミを寄せ付けないとかではないよなー。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます