なんじゃこりゃあ!!

自然科学全般をこよなく愛するブログです。OCNブログ人から引っ越してきています。

フランケンシュタインの誘惑「ジョン ハンター」より

2016年08月26日 | サイエンス

みなさんこんにちはtatuakicadoです<(_ _)>

皆さん暑い中いかがお過ごしでしょうか?私は相変わらず歯医者へ行っています、もう今月で5か月目ですよ(;・∀・)なが~くかかるんですね歯医者って。

どんだけ虫歯多いんだよとか自分を恨んでしまいますがまあ、自業自得なのであきらめています(´・ω・`)

早く全部完治するといいな。

さて、昨日のNHKBSのフランケンシュタインの誘惑ですがさっきHDDに落としていたのを見ていました。まあよく考えると怖い話ですね(;´・ω・)でも近代医学の扉を開いた面も存在しています。

ジョンハンターはイギリスの田舎で生まれました。若くして大工の仕事に就きますが長続きしせんでした、そこでロンドンで医者をしている兄の所へ行って仕事の手伝いをすることになります。

兄は大学生向けに人体解剖をやっていました、その手ほどきを兄から教わります。そこで人体解剖の魅力に取りつかれます(ここら辺はどうなっているのか?どう魅力を感じたのか?その辺は理解に苦しむところがありますね、まあ、人間によって違うのでしょう)

元からハンターは手先が器用であったため腕を上げていきます。兄から死体を集めるよう言われますが、この時代人体解剖は極刑の対象となるのと神様がいずれこの身を復活してくれると言う宗教観から解剖なんてしてほしくないという面も存在していました。

そこでハンターは墓泥棒にお金を渡し死体を手に入れ色々と解剖していきやがては解剖医として名を成すこと、そして名医とも呼ばれるようになります。

動脈瘤の患者の手術を5分間で行い見事完治しています(ただし当時の手術は麻酔のないかつ衛生が悪い物でした)

さらにハンターは動物実験を行い今でいう移植医療を実験しました。まず解剖で得た知識を駆使して動物実験で確かめ人間に応用していました。

ハンターは当時から流行していた虫歯を直す事も行っていました。それは乱暴なやり方でした、まず貧しい子供からお金をやるから歯を取らせてくれと頼み抜歯した歯を即座に患者の歯に差し替えると言う治療をしていました。この歯は2年間も持ったと言います。

さらに、色んな動物のホルマリン漬けや人間の臓器のホルマリン漬けや骨格標本などをコレクションしていました。

名声を上げたハンターは名医となり著名人などの治療にも取り組みました。

さらに解剖の結果から、人類の祖先アダムとイブはアフリカ人(黒人)であると言いました。まだダーウインの進化論が無い時代にサルから黒人そして白人へと進化したと考えたのです。

(ちなみに人間はサルから進化したのではありません、サルも人間も共通の祖先から進化したという言い方が正しいです)

彼の弟子にジェンナーがいました、しかしハンターの実験主義がジェンナーを突き動かして種痘の実験をしたのでした(しかしジェンナーの子供ではなく使用人の子供を使い迷いながらも種痘を試したのです)

ハンターの進化論的な考え方は理論に基づいたものではなく世間には受け入れられませんでした。

ハンターは心臓発作のため亡くなります、そして遺言通り彼の死体は弟子により解剖されました。

番組に出ていた解剖学の先生は気持ちはわかるとか言っていましたが、私は一寸怖い話ではあるなと思ってしまいました。まるで死体を物のように扱うのはどうかなあと思います。

まあ、こういう事は必要でしょうね。ハンターの前のレオナルドダヴィンチも魂を探すと言って同じことをやっていました。

しかし人間を切り裂くなんて・・・・・・や、やっぱり怖いです(◎_◎;)

ちなみに今はヘルシンキ条約と言うのがあり、解剖した亡骸は火葬して遺族に渡すのでホルマリンのコレクションは出来ません。さらに人体実験はちゃんとした手順を踏んで慎重に行われています。

人によっては面白い!綺麗!なんていう人がいるんですよね。私は怖いですけど( *´艸`)

さて、皆さん秋がそこまで来ていますよ!もうトンボを見かけるようになりました。収穫の秋ですね、旬のおいしいもん期待しましょう(^◇^)

そりでは<(_ _)>

コメント
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