台風24号が過ぎ去った10月1日、秋田では3日、4日と連続して晴れの予報でした。
かねてから天気が良い日に鳥海山の紅葉をみたいと話し合っていた私達夫婦は、絶好のチャンスとばかりすぐに計画を立て、行ってきました。
いつものことながら、下手な写真を沢山撮ってきましたので、今回は分割して記事を投稿します。
1日目は、自宅から新庄、酒田を経由し、象潟から鳥海ブルーラインを通って、鉾立ビジターセンター、国民保養センター「大平山荘」に宿泊するという行程です。
秋田県と山形県の県境に位置する鳥海山を中心とする豊かな自然に恵まれた地域を環鳥海というのだそうです。
山形県酒田市、遊佐町、秋田県由利本荘市、にかほ市には雄大な自然と美味しい食べ物に恵まれているそうだ。
さて、今回はどんな山旅になるのだろうと、ワクワクしながら、急ぎ鉢に水をあげ、午前8時に出発しました。
途中、最上川沿いの道の駅や遊佐町の「鳥海ふらっと」、産直市場等に立ち寄り、土地のものを見て回ったが、何しろ初日の午前中であることから、買って帰るわけにもいかない。
それでも、その土地のものを物色することが出来る道の駅は楽しい。
道の駅巡りの後は、いよいよ環鳥海地域のメインスポットへと向かう。
道の駅「鳥海ふらっと」から、国道7号線を日本海沿いに走っていくと、三崎海岸を見渡せる三崎公園がある。
遊歩道があるので、ここは車から降りて散策することをお勧めしたい。
国道7号線は日本海に沿って走るロードで、景観が良く、とても気持ちのよいものである。
昼食は、道の駅「象潟ねむの丘」と決めていた。
ここからの眺望は、日本海、鳥海山を見渡せ、雄大な自然美にふれながら、ゆったりくつろげることができる。
雑誌でお勧めの鳥海海鮮丼は期待が大きかったせいか、それほどでも・・・・かな。
そこから、レストランの壁に張ってあったポスターを見て、中島台獅子ケ鼻湿原のブナの木「あがりこ大王」を見にいくことにした。
ナビで目的地をセットして進んでいくと、目的地付近ですと案内が終了した。
そこには、案内看板はみあたらない。
(案内表示がほしいな。あれだけのポスターでピーアールしているんだもの)
車を置いて細い山道を15分ほど歩くが、大雨の影響と、草が茂り長靴無しでは前に進めない。
ここまで来て引き返すのはと思ったが、シューズがびしょびしょで、引き返えざるを得なかった。
湿原に生えるブナ林だもの、それなりの準備をしなかった私達も甘かったと反省
次に向かったのは、奈曽の白滝と金峰神社
神社の脇で咲いていたタデが美しいピンクの花を咲かせていた。
金峰神社宝物殿の脇から急な階段を下っていくと、間もなく奈曽の白滝が目に入る。
更に下っていくと、滝つぼの前まで降りることが出来る。
奈曽の白滝は大雨によるものか、轟音を立てて滝つぼに流れ落ち、水しぶきを当たりにちらし虹も出ている。
見ごたえのある滝であった。
滝つぼの近くでは大文字草が咲いていた。
大文字草は、このような水が滴り落ちるような環境が好きなのよね。
それにしても、美しい咲きっぷりである。我が家の大文字草は水が少し足りないかも知れない。
私達は美しい奈曽の白滝を間近で見ることが出来たが、勾配のきつい長い階段を見たら、ご高齢の方は降りるのをためらってしまう方もいるだろう。
現に、関西から観光に来られたご夫婦も、せっかく遠くから来られたのに、降りるのを見合わせたそうである。
素晴らしい景色を見るためには、足腰が丈夫なうちに周っておかなければ心残りが生じそうですね。
この後、鉾立ビジターセンターから鳥海山を眺め、日本海に沈む夕日の光景はまた次回にまわそうと思います。
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