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飯塚市・川島古墳群5号墳 6世紀後半築造の横穴式石室が見つかる

2010年01月07日 | Weblog
 飯塚市教育委員会は6日、飯塚市鯰田の川島古墳群の5号墳(直径15mの円墳)から、6世紀後半の築造とみられる横穴式石室が見つかり、石室からは被葬者とみられる人骨や副葬品が出土したと発表した。
 川島古墳群は遠賀川右岸にある13の古墳(円墳)の総称で、5号墳は公園整備された川島古墳公園から約400m離れた場所に位置する。 11号墳は県指定の装飾古墳として有名。
 市教委は今回、5号墳の内部構造を調べたところ、前室と後室(幅2・2m、奥行き2・8m、高さ2・3m)に分かれた石室があるのを確認した。後室の天井部分は石で覆われていたとみられるが崩落し、土で埋まった状態で見つかった。
 後室からは人骨のほか、鉄製の刀や銅製の耳環、ガラス小玉、須恵器など約60点が出土した。数人分の副葬品が見つかり、家族など複数人を追葬したことがうかがえるという。
 9日午前10時から現地説明会が開かれる。石室や、刀剣など出土品約20点を展示し解説するという。
[西日本新聞、読売新聞]



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