平成20年11月に、石枕、立花、直刀、鉄製斧などが出土し現地説明会が開催された船形手黒遺跡(成田市台方字鶴巻)。その僅か500m足らず西の台方宮代(だいかたみやしろ)遺跡(同市台方字上宮代1415)から石枕などが出土し、現地説明会が開催される。
昨年11月より台方宮代遺跡の発掘調査を実施。遺跡内から3基の円墳や竪穴式住居跡を発見した。
1号墳(直径約30m、高さ6m)は、古墳時代中期5世紀と考えられ、埋葬施設から滑石製の紡錘車や勾玉、鏡などの模造品、鉄剣、石枕(滑石製、縦26cm、横26cm、厚さ5cm、重さ8kg)(注1)などが出土。
2号墳は古墳時代前期から中期初頭にあたり、滑石製の臼玉、管玉の他、ヒスイの勾玉、ガラス製の臼玉が出土。
現地説明会が1月30日(土)午後1時~3時(小雨決行)に開かれる。 (雨天の場合、翌31日に順延)
[参考:印旛郡市文化財センターHP、毎日新聞]
(注1) 2010.2.4追記
公津原古墳群からの石枕出土は、大塚古墳(瓢塚32号墳)Ed3、船手黒1号墳(仮)Cb3、に続いて3例目となる。
今回出土した石枕を、東京工業大学亀井宏行研究室が行なっているサービス「ARCADIA」の『石枕』の形を表す記号で示すと「Bb3」となるかと推測される。すなわち、円形に近く(B)、頸受け部がハの字状に外反して開き(b)、平坦面数が3(高縁の段数が2)。
過去の関連ニュース・情報
船形手黒遺跡 現地説明会 2008年11月15日
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1号墳(直径約30m、高さ6m)は、古墳時代中期5世紀と考えられ、埋葬施設から滑石製の紡錘車や勾玉、鏡などの模造品、鉄剣、石枕(滑石製、縦26cm、横26cm、厚さ5cm、重さ8kg)(注1)などが出土。
2号墳は古墳時代前期から中期初頭にあたり、滑石製の臼玉、管玉の他、ヒスイの勾玉、ガラス製の臼玉が出土。
現地説明会が1月30日(土)午後1時~3時(小雨決行)に開かれる。 (雨天の場合、翌31日に順延)
[参考:印旛郡市文化財センターHP、毎日新聞]
(注1) 2010.2.4追記
公津原古墳群からの石枕出土は、大塚古墳(瓢塚32号墳)Ed3、船手黒1号墳(仮)Cb3、に続いて3例目となる。
今回出土した石枕を、東京工業大学亀井宏行研究室が行なっているサービス「ARCADIA」の『石枕』の形を表す記号で示すと「Bb3」となるかと推測される。すなわち、円形に近く(B)、頸受け部がハの字状に外反して開き(b)、平坦面数が3(高縁の段数が2)。
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