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板東市・長右エ門元屋敷遺跡、馬立原遺跡、駒寄溜遺跡 発掘調査成果を8月20日に現地公開

2011年08月20日 | Weblog
 県教育財団は、坂東市中心部を流れる江川両岸に位置する長右エ門元屋敷遺跡、馬立原遺跡(まだてはらいせき)、駒寄溜遺跡(こまよせだめいせき)の発掘調査結果を発表した。

■長右エ門元屋敷遺跡は縄文時代~近世の複合遺跡。平安時代9世紀半ばのものとみられる火葬墓が見つかり、中からは人骨を納めた二重の須恵器の甕による蔵骨器が出土した。骨は男性の可能性が高いという。二重構造の蔵骨器は霞ケ浦流域で見られる特有の構造。
■馬立原遺跡からは、室町時代鋳造とみられる「弥勒仏立像」(高さ4・5cm)が出土した。 関東一円の「坂東三十三カ所観音霊場」が鎌倉時代に成立していることがわかる発見。
■駒寄溜遺跡からは、縄文時代中期と平安時代前期の竪穴住居跡1軒を確認した。

 現地説明会は20日(土)午前中に行われた。
[参考:茨城新聞、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、茨城県教育財団HP]

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