歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

福井県越前町・劔神社 神宮寺があった領域で参道の遺構が見つかる

2011年08月25日 | Weblog
 越前町教育委員会は24日、同町織田の劔(つるぎ)神社境内で二度目の発掘調査をした結果、社務所南西の2.3mの地点、神宮寺「劔御子寺」があったとみられる領域内で、奈良時代ごろの参道とみられる遺構が見つかったと発表した。 神宮寺成立初期の中心的な参道だった可能性が高いという。
 遺構は道幅3.9m、深さ0.3mの平皿状で、両端が二段テラス状に整えられていた。
 遺構を覆う地層からは9世紀頃の須恵器なども出土した。 奈良後期-平安初期に整地したとみられる跡があった。 地層の形状から、町教委は770年に天皇から梵鐘(国宝)が奉納された際に整地された可能性があるとみている。
[参考:中日新聞、毎日新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2011.6.8 真言宗法楽寺 織田信長の祖先にあたる津田親真?を示す「親眞」の銘が入った石造が見つかる
 2010.9.4 劔神社 神仏習合の源流か 境内を分割する水路と神宮寺が770年に存在したことを裏付け
 2010.7.15劔神社 神宮寺遺構の発掘調査を開始
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金海市・大成洞古墳群 第6次発掘現場を一般市民に公開

2011年08月25日 | Weblog
 慶南・金海市大成洞古墳博物館(대성동고분박물관)は23日、金海大成洞古墳群(대성동고분군、史跡 第341号)の第6次発掘現場を一般市民に公開すると発表した。
 現在、伽耶時代の石槨墓1基をはじめとして木槨墓、甕棺墓など10余基の墓が確認されている。
 毎週水・金曜日、午前10時と午後3時の2回にかけて30分間発掘現場を説明する予定。
 伽耶史(가야사)研究の底辺を拡大して埋蔵文化財に関する理解を高める目的。
[参考:聯合ニュース]

過去の関連ニュース・情報
 2011.4.14 大成洞68号墳 100年を遡る4世紀中葉の銀製品(鞍金具用銀製環2点)が出土
 2009.11.12 大成洞古墳群 4世紀後半の伽耶時代箭筒が出土
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする