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金海市・大成洞古墳群 5世紀後半の竪穴式石槨墓から山字形金銅冠が出土

2011年09月27日 | 韓国の遺跡・古墳など
 大成洞古墳博物館は26日、金海市大成洞の大成洞古墳群(김해 대성동고분군)6次発掘調査で、11基を調査して73号大型竪穴式石槨墓から山字形の金銅冠(금동관)の一部が見つかったほか、大量の遺物が出土したと発表した。

主な出土品
73号竪穴式石槨墓
 大成洞古墳群南側に位置する竪穴式石槨墓(全長8.2m)で、5世紀後半の王陵と推定。
 山字形の金銅板で作った台輪と立飾の一部、耳環、甲冑と小さい小札を縫って作った鎧の札甲、鉄鏃群、轡、多数の土器類が出土した。

84号石蓋木棺墓
 紀元前4~5世紀の支石墓で、韓半島で最も古いガラス製の小型環玉(환옥)と首飾を初めとし、直径1.5~3.0㎜の藍色と淡い青緑色ガラス製環玉約600点が出土した。
 これまで、無文土器時代遺構で環玉が発掘された事例がなく、韓半島で最も早い時期の環玉という。
[参考:聨合ニュース、中央日報]

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