伊勢原市の西富岡・向畑(むこうばた)遺跡から、大豆の出納に関する奈良から平安時代の木簡が新たに出土した。県内での古代木簡の出土例は6例目となる。
木簡は縦8・5cm、横2cm、厚さ2・5mm。表には墨書で「風山大豆五」と記載されている。(裏は判読不能) 大豆の出納に関する記録や帳簿の一部と考えられ、周辺で大豆が生産されていたことを示す手がかりという。
当時、大豆が5斗単位で扱われることが多く、後ろに『斗』が続くのではと推測している。
今回の木簡の発見は、統括する役人的な人物の存在を示すものとし注目される。
10月8日午前9時~午後17時、かながわ考古学財団発掘調査成果展示会[神奈川県埋蔵文化財センター(横浜市南区中村町)]で公開される。 11月12日に第2回が開催される。 なお、同日同場所で成果発表会も開催されるが、こちらは往復はがきあるいはメールによる申し込みが必要。(先着順) 河原口坊中遺跡(弥生・海老名市)・下馬周辺遺跡(中世・鎌倉市)・石橋石丁場群(近世・小田原市)、ほか全19遺跡の発掘調査成果発表が行われる。
[参考:産経新聞、(公財)かながわ考古学財団HP]
過去の関連ニュース・情報
2010.2.19 西富岡・向畑遺跡 4000年前の漆塗り土器が出土 2/20現場見学会
2008.8.10西富岡・向畑遺跡 粘土の塊や板を帯状に並べた特殊な遺構発見
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当時、大豆が5斗単位で扱われることが多く、後ろに『斗』が続くのではと推測している。
今回の木簡の発見は、統括する役人的な人物の存在を示すものとし注目される。
10月8日午前9時~午後17時、かながわ考古学財団発掘調査成果展示会[神奈川県埋蔵文化財センター(横浜市南区中村町)]で公開される。 11月12日に第2回が開催される。 なお、同日同場所で成果発表会も開催されるが、こちらは往復はがきあるいはメールによる申し込みが必要。(先着順) 河原口坊中遺跡(弥生・海老名市)・下馬周辺遺跡(中世・鎌倉市)・石橋石丁場群(近世・小田原市)、ほか全19遺跡の発掘調査成果発表が行われる。
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