全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

レポート作成中...

2005-11-07 04:52:58 | 教師の研修 2005

 放送大学大学院平成17年度後期の通信指導課題が11月1日に届いた。

 今学期の設問は『近代国民国家の統治・文化政策と先住民族の関係について、具体的な事例を二つ以上ふれながら論ぜよ。』です。シメキリは12月2日。ちょうど一ヶ月。余裕がありそうで実際は-毎度のことだけど-ありません。
 今月は週末ごとに仕事が入っている。また、18日からは全英連岐阜大会に出かけるので、土日自宅でじっくりものを考えることができなそう。
 …いいわけが多いな。

 僕は英語教師、あまり大きくテーマを広げずに、言語政策という側面から文化政策を眺め、どのように国家が先住民にことばを使わせようとしたか、資料を集め自分の考えを『論じて』みようと考えています。

 昨日は放送授業を見たあと、しばらくネットで集めた資料を見ながらPCに向かったけど、あまりかけませんでした。がんばらなきゃなきゃ。

-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

 完成したら、ブログに載せようと思う。


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やわらかいもの

2005-10-04 06:07:55 | 教師の研修 2005

 やわらかい食べ物による顎の発育不良は、顎の発達やバランスの良い顔の発育の障害になる。
 医学の勉強をしていなくても、何となくわかっている。

*****

 自分でも大学院で2年間勉強していた時以降、本や資料を読む速度が上がったと思う。具体的数字をあげて何パーセントなのかはいえないけど、明らかに集中して文字を読むことが得意になり、その速度も上がった気がする。もともと読書は好きだったし、インターネットでも何でも、文字を追いかけるのも好きだ。オンライン百科事典などは、リンクからリンクに次々読み進めることができてまさに、「大好物」である。

 でも、最近ちょっと気になることがある。自分は、、、

 「選ぶ本が何か易しすぎないか」
 「トピックが今日的なのはいいが、過去(歴史・社会)を振りかえるようなものを選んでないんじゃないか」
 「文学…読んでないなあ」

 新書でも文庫でも、ある程度有名な人が書いた、話題の本がどうも選ばれている。もちろんそれを否定するつもりはないけど、教育史とか英語教育の本とか、文部科学省の報告書のような、あまりおもしろそうでないもの(苦笑)も、読まなければいけないはずなのに、そうしていないような気がする。
 気がしているのに、そのてのものには手が進まない。自覚症状があるのに。。。

*****

 『脳みそと、ぬか床(ぬか味噌)は常にかき回さなければいけない。(使わなければいけない)』
  亡くなった祖母の口癖である。
 当たり前のこと、同じようなことをしていると、脳はルーティーンワークとなったことには刺激を感じなくなる。刺激がなくなると、脳が怠けてしまう。そんな気がする。

 やわらかい読み物のみの読書。そこからの思考は、知の蓄積、バランスのよい思考の発達・育成の支障になる。…かな?無駄じゃないけどね。でも、歯ごたえのあるものにも挑戦しなければならないと思う。

*****

 平成17年2学期の放送大学大学院の授業が始まった。今回の履修科目(文化人類学)は、教科書が厚い上に難しい。10月2日の第1回講義までにある程度読もうと思っていたが、なかなか進まなかった。難しいけど、喜ばしいことだと思うことにしたい...... sigh


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放送大・大学院 成績表がきました。

2005-09-13 04:24:55 | 教師の研修 2005

 平成17年度前期の成績表が先週末届きました。

 封筒を開け、成績表を見るまでがスリル満点。合格点がもらえたかな。成績はどうかな。。。 深呼吸して見ました。「情報教育論('02)-教育工学のアプローチ-」、レポートと期末考査の結果、7科目目ではじめて合格点Aをもらえました。バンザイ!!!
 今まで、レポートの評価と、試験を受けた後の評価では、ずっと後者が悪かったのですが、今回初めてレポートの評価と考査後の評価が同じになりました。正直…うれしいです。(^_^)v
 がんばった甲斐がありました。これで7科目14単位。もっとがんばらなければ。。。

*****

 今年度後期は、「文化人類学研究('05)~先住民の世界~」を、履修することにしました。
 平成16年度から、「教授・学習過程論」(前期)、「教育経営論」(後期)と今学期まで3期連続、教育開発プログラムの科目だったので、今学期はちょっと一休み。教育開発プログラムが来年度いくつか科目変更(e-ラーニングの研究や、すでに履修ずみの科目も一部模様替え)になるようなので、今学期は社会科学系の科目にしました。近年、英語の教科書でも少数民族・先住民族(の言語・生活)をテーマにしたものが見かけられます。これらの教材を扱うときに、自分なりに整理された知識が必要だと思ったからです。
 教科書も読み始めているのですが、いきなりちょっと苦労しています。難しいです。でも... おもしろそうです。


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和訳先渡しに関する考察その3

2005-09-02 04:50:29 | 教師の研修 2005

 随分時間があきましたね。。。書くの忘れていたんじゃないんですけども。
 その3はその他の問題点です。

*****

【その他の問題点としてなにが考えられるでしょうか】
 変われない教師が問題点なのかもしれません。どんな授業方法でも変化に臆病なのが教師であると思えます。安全策、成功体験、生徒の勉強への態度、ごまかすことができない学力の問題。変われないいいわけはそれこそ山のようにあると思います。それこそきりがありません。

【限られた研修機会。時間のなさ】
 任意の研修もほとんどなく、外部研修にでかける機会も気力もない人もいます。これは何かおかしいでしょう。僕らは勉強をする時間があまりにも少なすぎるのではないか。どうなんでしょうか。
 生徒のアカデミックレベルの高い低いにかかわらず、とにかく授業に全力を出せる環境とは言えないのではないか。どうなんでしょうか。

 土日出勤を夏休みにまとめ取りすることさえ、文句を言われるのでは、教師は死んでしまう。
 実質労働時間が毎日10時間を超える。昼休みが勤務時間の扱いになっていなくても、生徒には対応しないわけにはいかない。週10時間の超過勤務(残業)でも少ない方。月40時間超。これはおかしい。
 超過勤務手当が最初からない業種。どうなんでしょうか。これが正しいのでしょうか。

 手当が付くならありがたいけど、それは無理。せめてちゃんとした勤務時間で処遇してほしい。僕は時間がほしい。時間をください。
 話が大きくずれました。

*****

 昨日は始業式。クラスの生徒は良くも悪くも元気いっぱい。その姿を見て、もうちょっとがんばろうかと思いました。
 和訳先渡しに関する考察の1と2は以下のページを見てください。

 その1 5月18日
 その2 5月22日


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レーザーでデータを読む?

2005-08-19 06:49:03 | 教師の研修 2005

 埼玉県総合教育センター研修会・講演会にでかけてきました。

*****

20050809p1 先週9日、毎年夏休みに教育センター主催で開催される研修会・講演会にでかけてきました。通常センター研修では、講演会は道徳見本のようなお話か、何か成功した人の自慢話になることが多いのですが、今年は違いました。

 講師は株式会社エルプ社社長。大変失礼ながら、どんな会社なのか存じ上げませんでした。

 この会社はあるオーディオ機器を作っている会社です。

 「レーザー光線を利用した”アナログレコード”完全非接触再生」のターンテーブル

 要は、CDプレーヤーのように、アナログレコードをレーザーでデータを読み出してアナログ再生しちゃう機械である。細かい理屈はわからないけど、すごいことはよくわかる。逆転の発想とは言わない。常識はずれ、普通の人では考えないきわめてUniqueな発想の元、5年も6年もかけて実現してしまったのは同社社長の千葉三樹(さんじゅ)さん。子どものことからのお話し。この機械の開発にかける情熱、思い。柄にもなく感激してしまった。
 何かひとつのことに情熱を傾け、成就した人の言葉は重い。そんな感じがしました。

20050809p2 講演会の後e-learning, web-based contentsについての研究・実践発表。シラバスの研究発表に参加しました。

*****

 株式会社エルプ社のウェブサイトはこちらです。その技術のユニークさ(独創的なさま)がよくわかります。


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文教大学にでかけてきました。

2005-08-06 06:25:35 | 教師の研修 2005

bunkyo_u1 毎年夏参加している文教大学言語教育文化研究所夏期講座に参加のため、4日、5日と越谷市のキャンパスにでかけてきました。

 平成14年度からの参加なので、4年目になります。毎年、専門家の知識にふれ刺激を受けることが多いのですが、毎年感じる不満もあります。

*****

 自分のウェブサイトに書いたことでもあるのですが、どうして、日本の研修会はきちんと決まった、質問の時間がないんでしょうか。自分は研究発表は、発表と質疑応答で成り立つものであると思っています。よく、日本人は質問をしないといわれますが、うそだと思っています。時間が最初からないんですよ。
 90分の講義、休み時間10分。1日3講義。これがそもそも間違いではないのでしょうか。その上講師が時間いっぱい、それこそ脇目もふらずに、資料を読んで、話して90分使い切る。こんなことをやっていてはだめなのではないでしょうか。

 「・・・時間がなくなったので、質問がある方は後で。。。」
 というのが、パネルディスカッションや発表会などでよく聞かれます。違う気がします。

bunkyo_u2 今日も聞きたいこと、いいたいことがあったけど時間切れでした。
 教育活動(成果)の発表で何か一定のもの…ある事象…が提示されれば、発表者と発表を聞くもの複数の視点でそれは検証されるべきです。複数の人間が見れば、必ず見え方が違う。見え方の違いが、質問・同意・反論につながる。多くの目に触れた意見は、様々な反応を呼び、そこには必ず少数の異論があるはずです。
 大学の先生に小中高教員が、狭い範囲の知識から質問をぶつける。貴重な経験です。現場の状況にがんじがらめになっている可能性の高い、小中高教員の質問はレベルが低いものかもしれません。でも、大学の先生よりも守備範囲が広く、雑多な経験・知識は山ほどあります。理論と実践がぶつかり合うと、結論が出なくなったり不信感・不満が高まるでしょうか。逆でしょう。結果として学問的裏付けのある実践を後押しする可能性は、いっそう高くなるはずです。
 そのための質疑応答があまりない。Professorを名乗る人間が、質問に答えるチャンスがあまりない。いかがなものでしょうか。異論も反論も出ない意見・出せない発表。これは、見え方の違いによる、発表者の研究発表の妥当性を証明するチャンスを奪うと思います。

*****

 ごちゃごちゃ書いても、変わらないかもね。


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放送大・大学院 期末試験終了

2005-08-01 05:05:49 | 教師の研修 2005

 31日、午前中在学している放送大学大学院の期末考査を受けてきました。

 〇〇〇〇における〇〇〇〇と〇〇〇〇について述べなさい。
 (800字)

 50分で800字はかなりの分量です。テーマはおおよそ予想はできていたのですが、いざ原稿用紙に向かい書き始めると上手くいきません。10分考え、下書きメモを作り、一気に書き上げました。
 30分過ぎれば、解答を提出して退出できるんですが、これでいいぞ、よくできたと思って退出できたためしがありません。これ以上どうにもならなくてあきらめて退出したことはあるんですが。。。

 勉強足りないんだな。

*****

 7月で1学期も終わり、8月は9月から出願の修士全科生試験出願準備に入ります。8月も補習や出張で出勤することも多いのですが、しっかりと、勉強したいと思います。


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修士論文中間発表

2005-07-25 05:29:48 | 教師の研修 2005

 自分の在籍した大学院の修士論文中間発表会にでかけてきました。

 中学校での英語教育に関する提言、英語嫌いの研究、大学の英語教育の目的と目標の研究、英語教育の評価について等4本の修士論文中間発表を聞くことができました。特に最初の2本の研究は、実際に教壇に立っていない院生の研究です。自分のように、現場で日々どたばた仕事に追われている者の視点とは異なる立場からの研究です。違う考えが表れていて、おもしろく感じました。もちろん=申し訳ないけど=空論になる危険性を把握した上での研究なくてはなりません。そのことを充分わかって勉強している様子だったので完成が楽しみでした。

*****

 発表会に行く前に、久しぶりに新宿の紀伊国屋にでかけました。
 来年度総合的な学習の時間で「英字新聞購読」の講座を開講することになり、この夏はそのシラバスを作ることが研修の目的になっているからです。3年生で週1時間の講座です。どの程度のコンテンツがあれば、充実した講座になるか今から準備をしなければなりません。いくら「英字新聞購読」と言っても、JTやその他の英字新聞を自分で買ってこさせて、ただ読んでおきなさいではだめです。自分としては洋書で易しいものを用いて、
 ①新聞記事の読み方を学ぶ。
 ②実際の新聞を読む。
 時事問題の話題を英語で読む。教科書以外のauthenticな英語にふれ、読むことの言語活動を行わせる。結果としてリーディングの力も少しはつけられるようにしたい... などと、考えていましたが①と②の間の教材がほしくなりました。ちょっといきなり②は無理そうなことがわかったからです。
 自分は①はAddison-WesleyのBasic Reading Powerの一部分を用いるつもりでした。24日(日)、紀伊国屋でIN THE NEWSという考えていた①と②の間として使えるものを見つけました。早速購入-高かった-しました。もちろん全部が講座で使えるわけではなさそうですが、いい部分を抜粋、教材を作るヒントにできそうです。
 夏休みの研修の元ができました。
 2冊の本は、このブログの好きな本に登録しました。詳しくはAmazonで調べてください。


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英語研究会

2005-07-13 05:23:32 | 教師の研修 2005

 先週金曜日、ベネッセコーポレーションの英語研究会にでかけてきました。
 入学年度別の任意の模擬試験の結果を調査し、いわゆる「生徒の英語力」の推移を分析した結果の発表会です。

*****

埼玉県英語力分析
 近隣都県(東京・千葉・群馬・新潟)と比較すると、過去5年間の任意の模擬試験の結果、1年生入学時から、2年生3学期にかけて、右肩下がりになること。
 1年生入学時では全国平均を超えているのに、11月試験では文法・語法、長文読解、表現力の得点が全国平均を下回る。リスニングは全国平均を超え、会話表現は平均並みであること。
 受験者の意識調査を見ても、英語の苦手な分野→長文読解→わからない構文・単語が多いと読む気にならないという分析。同時に英語が得意という生徒と苦手という生徒の割合が逆転すること。

埼玉県は1年生秋以降に見られる学力層の2分化が顕著である。
 1.文法・語法分野の徹底が重要である。
 2.同時に英語嫌いが急増する。対応策を考えるべき。
   ↓
1.2.の両立は可能なのか。ベネッセはこのようにいっている。
 1年生前半の語彙・文法を中心とした基礎基本の徹底。ただし英語嫌いを作らないこと。
 英語嫌いを作らないために、モチベーションと維持させながら徹底すること。
 学んだことが使えるという実感を持たせること。
   ↓
 数値目標(語彙・文法学習)プラス行動(運用)レベルでの目標(何が話せるか)提示。前者と後者でテストの考え方を変える。前者は成績評価のためと割り切る。後者は動機付けのためと考え、運用力を見ることに特化する。

 提言としてはもっともなことだと思いました。

*****

 自分たちの目の前にいる生徒の状況をどのように改善するのかを考えるとき、考えなければならないことが多すぎる。勤務校の生徒は語彙・文法を中心とした基礎基本の徹底ができる学校なのか。僕の目の前にいる商業科生徒はそれが可能なのか。ベネッセの調査だと以下のようになる。
 
 入学時英語が得意と答えた生徒が22%、1年生秋には14%に減少する。入学時英語が苦手と答えた生徒が20%、1年生秋には35%に増加する。

 この春卒業した生徒に、同じ内容の調査をしたことがあった。入学時英語が得意と答えた生徒は15%、苦手と答えた生徒は40%を越えていた。1年間授業を行った後に、同じ調査をしたが、得意とした生徒の割合は変化なかった。減らなかったことは評価できるが、得意と答えた生徒は増えなかった。得意とも苦手とも言えない生徒が増えただけだった。これは容易なことではない。
 どうすればいいのか。思案のしどころ。でも、できないなんていわないぞ。


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通信添削問題4

2005-07-11 05:25:25 | 教師の研修 2005

evaluation 6月のはじめに提出した通信添削問題(レポート課題)が評価を受けて返却されてきました。今回はかなりがんばったのですが、残念ながら評価Aでした。
 もちろん評価Aでも不服はないのですが、やっぱり放送大学の先生方の評価基準(要求水準)は高い。なかなか最高評価(○A)がもらえません。レポート内容についても自分の見落としていたことがコメントされていました。7月15日で平成17年度第1学期の放送(講義)も終わりになるので、ビデオを見直し、ノートを最初から読み直して31日(日)の試験に備えたいと思います。



*****



 勤務先の夏休みの研修計画でも、放送大学の学習センターでの勉強は所外研修扱いになります。
 7月の夏休み期間は勉強期間にして、しっかりがんばりたいと思います。




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夏休みの研修計画その3

2005-06-26 05:45:00 | 教師の研修 2005

夏休みの研修計画2の続きです。

*****

 文教大学大学院付属言語文化研究所(越谷キャンパス)から、夏の研修案内が送られてきました。昨年度参加した者に送ってもらえたようです。郵便で出そうかとも思いましたが、研究所の研修会は申しこみはネットでも可能だったような気がして、調べました。
 ネットで大丈夫でした。
 早速夏期講座に申しこみをすませました。これで夏休みの研修3日分場所確保。しかし、こんなきちんとした夏期講座が出張扱いにならない不思議。まあ、所外研修になるだけましかもしれません。

 これ以外でも県教委主催の研究発表会が8月9日にあることが分かったので、これも参加することにしました。こっちは出張です。大学院の勉強もしたいし、本も読みたいし。したいこと一杯です。

*****

 出張:所属長の命令による。公務
 出張中の事故(交通事故)などは公務災害。

 研修:所属長の許可による。公務とは言えない。
 研修ででかけるときに事故にあって死亡しても、関係なし。勝手に勉強しているだけだから。

*****

 研究所のアドレスはこちらです。
 http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/genbun/
 参加しませんか?


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出張しました。

2005-06-07 05:28:04 | 教師の研修 2005

 河合塾主催の進路指導研究会にでかけました。
 大学入試結果の情報分析がメインでしたが、大学入試センター試験の英語リスニングテストについてのお話も聞けました。

*****

 昨年の夏、2年生(現3年生)を被験者に、大学入試センター試験のリスニング試行テストがおこなわれました。この試験では35,365人が受験、平均得点率60%の結果が出ています。河合塾が試行テストの問題傾向を分析し、問題を作成、今年の全国統一マーク模試で実施しました。215,149人(こっちがずっとおおいじゃないか)が受験し-河合塾の思惑通り-こちらも平均得点率60%でした。

*****

…データ分析から…
 以下はすべて「解答用紙」に「設問の答え」が印刷されている問題の誤答分析。

【数字を答える問題】
 質問
  How long do they have to wait?

 会話
  What time is the next bus?
  The buses run every 20 minutes, so the next will come at 2:20.
  We missed the last one by only two minutes.
  (バスは20分に1本。前のバスが出発して2分。後何分待つのかを答える)

  答え
  2 minutes
  12 minutes
  18 minutes(○)
  20 minutes

  …対話の中に数字(20,2)があるとそれが耳に残ってしまいまちがえる。単純な引き算ができなくなる。

【距離を聞く問題】
 質問
 How far is the Business Center from here?
 (ここからビジネスセンターまでどれくらいの距離)

 距離を答えないで、タクシーで〇〇分と答える。…尋ねられたことに適切に答えない。

*****

 誤答分析から見えてくること。
 リスニングは音と意味を結びつけることが基礎。でも、聞き取れればいいわけではない。(聞こえているのとは違う)
 ①質問文を読み、絵をヒントにして、聞き取れないことを類推する能力(読解力・知識)が必要であり、点数がとれない生徒はこれが未熟、未習得。
 ②聞き取れたとしても、質問に適切な答え方(文法力)ができなければならない。文法力の不足。基礎的文法知識の未定着。

 裏返せば、文法力、読解力、知識とリスニング力には相関関係があるということ。どれかがかけてはだめ。だから基礎基本として英文法最優先と言うのでは先祖帰り。文法だけをがんばるということではない。文法力だけを鍛えてもだめであるということ。総合的に...
 困ったな。なかなか上手くはいかないぞ。
 わかっていることでも、外部のデータで見せつけられると、これまで以上に①②を意識して授業展開を考えようと思いました。

 自分は現在2年生担任。進学全般(入試情報)、リスニングの学習について両方のお話が聞けて有意義でした。


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通信添削問題3

2005-06-02 20:08:40 | 教師の研修 2005

 やっと書けました。(^_^)v
 今回のレポートは字数制限が800語。
 「わが国の情報教育の成立,変化,発展について」です。

*****

情報処理教育から情報教育へ
 我が国の情報化社会の到来は1960年代からである。
 当時の情報化とは専門家が効率的に情報処理をすることをめざすものであった。社会の情報化の出現に対応し、高等学校専門学科を対象に情報処理能力の育成をめざし、情報処理教育が始まった。現在の情報教育に先行するものである。
 1970年代以降のパーソナルコンピュータ(以下PC)の出現と社会への普及、コンピュータ通信やいわゆるOA革命など情報化社会の進展に伴い、諸外国はPCを学校教育に導入し、教育の情報化を政策的に図った。わが国も1985年前後から学校にPCを導入し情報活用能力の育成をめざす情報教育に取り組み始めた。同年、文部省初等中等教育局の検討会議の報告書により、情報活用能力の策定がなされ情報教育という名称が提案された。この年をもって情報教育の始まりと考える。

情報教育の変化と発展
 情報教育はメディア利用の教育から始まり、コンピュータが扱う情報が重要視され、情報を活用する力の育成に重点が移行した。
 コンピュータ教育とは通常の授業にPC等を活用する授業形態を言う。この場合PCは道具である。情報教育は他の教科とは異なり、後世に伝えるべき学問的内容は未確定である。真理伝達の学問とは異なり、問題解決を通して情報活用能力を習得することが目的である。
 情報教育は小学校においては総合的な学習で、自ら必要な情報を集め学習する技能として、中学校では技術科において、高等学校普通科においては、教科「情報」を中心におこなわれる。
 教科「情報」は、問題解決を中心においた科目である。問題解決めざし、知識を集め、検討、解答を求めることを目的とし、そのための学習内容が体系化されている。この科目は現行教育課程で導入され、その評価、問題点は明確にはなっていない。また、他教科との連携もまだまだ検討の余地があると思う。(786字)

*****

 やはり最初は1200字以上になってしまい、推敲してようやく800字を切りました。
 レポート、提出したときは、いつでもこれ以上はできないと思います。でも、しばらくして読み直すと、不満を感じます。よく言えば進歩への欲求。悪く言えば詰めが甘いのですね。
 また、がんばりたいと思います。

*****

 偶然なんだけど、今日は横浜開港記念日。陰暦の6月2日に横浜海港。
 ブログの記事... 1日ずらせばよかったかな。


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和訳先渡しに関する考察その2

2005-05-24 05:21:02 | 教師の研修 2005

 その2は考査の問題です。考査問題ではありません。考査のあり方、作り方。簡単に言うと、どんな試験問題を作って、理解を確かめるかです。

 その1はこちら

*****

 考査の問題は、評価に直結します。これが、同じ学年の同じ科目を担当する者同士で調整しにくいのは事実です。

 学校により、考査の作成は以下の3パターンになると思います。

 その1
 内規などで試験に関しては、授業進度をあわせ、試験範囲を統一し、問題を各担当者で持ち寄り作成する。
 その2
 試験は輪番制で一人が作る。その他はその1と同じ。
 その3
 授業進度は担当者間であわせるが、試験は各担当者が受持クラス用に個別に作成する。

 『「和訳先渡し」をする先生としない先生では、授業のスピードが違う。だから試験範囲がそろわない』ことはありません。現に自分は授業予定時間数は、教科書で標準とされている時間数を目安にしていますし、和訳先渡しでも、そうでなくてもあまり変わりません。

 実際のところ、昨年と今年、自分は勤務校の専門学科(商業科)の授業をすべて担当しているので、授業進度を他の先生と合わせる必要はありません。(単位数、教科書が普通科とは異なります) ...仮にそうでないとしても、授業進度を合わせることはできると思います。
 じゃあ何が問題でしょうか。本当の問題は試験の作り方なのではと思います。

 「和訳先渡し」の資料をもらった生徒の方が、点数がよくなるのではないか。
 
 これは試験に、「〇〇〇〇を日本語に訳しなさい」が無視できないほどに出題されているからではないかと思います。
 授業がどのように展開されていても-授業中教師がどれだけ英語を使っているか、英語で何を活動させているか(読み、書き、発言)-試験というアウトプットは日本語が重視されていれば、和訳先渡しを一部の教師のみがおこなうのは、生徒に不公平感が発生すると思いますし、わからなくはありません。逐語各文訳を重視する先生から見ると、大雑把とも、手抜きにも見えるのかもしれません。
 また、英問英答なんてできないレベルの学校があることも無視できない事実です。でも、試験の作成方法を改め、授業展開も授業公開をして行けば徐々に理解は深まると思います。

*****

 ちょっと待てよ。試験の作成方法が変わらない? 授業公開して見に来ない教師もいる? 順番が逆か。

 授業があって、試験があるわけなので、やはり教師が変われない-授業スタイルが大きな変化がおきない-からか。
 授業公開。これは見に来ない方が悪いことになると思います。少なくとも教師の世間体、体面は他の教師の授業実践が公開されて、それを見に行かないことは、あまりほめられたことにはなりません。授業公開は他の教師にはプレッシャーになります。それでも、来ない。変わらない。

 うーん。考査の問題は、授業、評価の問題であり、教師のメンタリティーの問題なのか。
 その3に続きます。


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和訳先渡しに関する考察その1

2005-05-18 05:17:42 | 教師の研修 2005

 和訳先渡し、いい方法だと思うのですが、あまり広まりません。1学期中間考査も明日から始まることだし、中間考査までの実践をふりかえり-反省を含めて-考えようと思います。
 今のところ思い当たるのは、1.から3.です。

 1.授業準備の問題
 2.考査の問題
 3.その他

*****

 まずすぐ思いつくのは、授業準備の問題です。授業準備は大変でしょうか。和訳先渡しをしなかったときと比較してみます。

 授業ハンドアウト
 以前は...
 授業ハンドアウトはずっと作っていました。1レッスン本文5ページから6ページ(全部で4パート)として、各パート事に、新出単語&熟語リスト、注意すべき文法事項、内容についてのQ&A、必要に応じて参考資料をB4両面1枚(+B5で1枚)くらい作っていました。
 現在は...
 ・本文+日本語全訳(パートごと)をB5両面に印刷。例えばパート1、2英文を表、日本語訳を裏に印刷 …2種類
 ・パートごとのTFテストのスクリプトを穴埋め形式で作成。 …2枚
 ・文法学習用のハンドアウトを項目ごとに作成。通常2項目 …2枚
 ・宿題課題 …1枚
 全体の分量は増えました。また、授業では、文法学習用ハンドアウトをわざと1枚に印刷せず、授業で問題ができた生徒に順次配っています。この分の手間も増えることになります。また、日本語を見ながら、重要単語・熟語・文を探す活動(word search, sentence search)をさせるので、なにを話すか自分で原稿を書きます。時間がかかることは間違いありません。でも、準備が大変とは言えないでしょう。

 授業展開
 授業展開はハンドアウトに従っていました。というよりは、ハンドアウトを作りながら授業展開を考えるという方が適切かもしれません。現在は自分で書いた授業原稿を読みながら進みます。テンポは早くなったところもありますし、じっくり時間をかけるところもあります。メリハリは効いたのかと思います。

 準備は大変か。 そうでもないような気がするのですが。


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