三重中京大学の募集停止(「三重中京大・短大 廃止へ 」)のことをブログに書いたのが、5月4日。エントリの元は、4月23日の読売記事だった。先週11日、産経新聞他で関西私大3校が募集停止という記事を見かけた。募集停止になるのは、三重中京大に加え、以下の2大学である。
〇聖トマス大学(兵庫県尼崎市)
〇神戸ファッション造形大学(同県明石市)
三重中京大の今年度の入学者は、定員200人に対し155人。聖トマス大は、少子化などの影響で平成12年度以降、ほぼ毎年のように定員割れ。平成20年度から文学部を人間文化共生学部に改組したが、今年度は入学者110人で定員250人の半分以下。神戸ファッション造形大は、今年度は定員100人に対し、入学者がわずか35人だった。
充足率は80%を切ると大変だ。でも、それ以上に聖トマス大、神戸ファッション造形大は充足率が低かった。
僕は関西の地理にそんなに詳しくはないが、尼崎市も明石市もそれなりに大きな街ではないか。なんと言っても三大都市圏のはず。それでも、学校が人を集める力・魅力がなければ学校を閉めるほかなくなる。厳しいと思う。ただ、これは何も関西圏だけではなく、関東圏でも同様のことが起きてもおかしくないし、起きないことが不思議な感じである。充足率が聖トマス大学並み or 以下の大学は、あると思うのだが。