3月30日(時事他)
太平洋戦争末期の沖縄戦で、看護動員*され多くが犠牲となった女学生らの歴史を伝える「ひめゆり平和祈念資料館」で30日、元学徒の島袋淑子館長(90)の退任式があった。後任は普天間朝佳副館長(58)で、初めての戦後生まれ。
昨年の修学旅行でも見学した資料館。館長さんの交代である。
ひめゆり平和祈念資料館は犠牲者の無念、沖縄戦の実相を伝えるため、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の同窓会が中心なり1989年(平成元年)6月23日に開館。
初代館長は教師として学徒隊を引率した、故・仲宗根政善氏。その後も元学徒などが務めてきた。今回初めて戦後生まれの世代が就任することになる。
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昨年11月17日、修学旅行で同館を訪問した。
旅行後、資料館で最も印象に残ったものは、学徒動員された生徒たちの写真という感想が多かった。自分たちとほぼ同年齢の方々が、沖縄戦で置かれた状況に、少しでも思いをはせることができたのだと思う。
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*陸軍病院に動員された教師・学徒240人中136人、在地部隊その他で90人が亡くなりました。 |