自分に自信のないアカネは誕生日の前日、突如現れた謎の錬金術師ヒポクラテスと弟子のピポから世界を救ってほしいと言われ、骨董(こっとう)屋の地下室からつながるワンダーランドへ連れ出される。幸せな色に満ちたワクワクする世界は、色が消えてしまうという危険にさらされていた。ワンダーランドを守る救世主として期待されるアカネは、世界を救うための冒険に出る。(Movix作品紹介) |
1年に何作品か全く予定外の映画鑑賞がある。本作もその一つ。3月に担任の仕事が一段落、劇場でチラシを見つけた。CVが松岡茉優、杏、市村正親とある。この人たちならばと、鑑賞予定に浮上した。
SGW初日、いつもの劇場に出向いた。
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主人公アカネ(松岡茉優)は小学生。反抗期ではないが、少しずつ大人になりつつある。そんな彼女がひょんなことから、救世主とされワンダーランドに出向くものがたり。
上映開始からしばらくして、ワンダーランドにつれられていくのは、主人公アカネ。なにやら怪しげな(?)骨董屋経営者・主人公叔母チィ(杏)の二人である。
第一印象...絵がきれい。
ヒポクラテス(市村正親)、弟子のピポ、アカネ、チィが旅する春夏秋冬それぞれの季節(の地域)の描写は美しい。
ものがたりはシンプル。
...悪く言うと単純でわかりやすい。
本作は児童文学の映画化である。あまり小難しいことを考えるのはいけない。途中からそう考えた。するとものがたりが、す~っと僕の中に落ちてきた。
一つだけここはと思うところ。
色が消えてしまう危険があまり見えない。消える原因がわかっているのだが、その描写が弱い感じがした。
最後は善(なるもの)が勝つ!
ものがたりのキーパーソンは、ザン・グと「しずく切りの儀式」を行う王子。詳しく書くとネタバレになるので避けるが、ダース・ベイダーとアナキン・スカイウォーカーのたたかいのようでもある。
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(文中敬称略)