全英連参加者のブログ

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長~い名前の銀行スタート

2006-01-03 06:56:51 | 全英連参加者 2006

 長~い名前の銀行から、なんと年賀状が来た。前に三菱銀行と東京銀行が合併したときにはこんなことはなかったと思う。
 元日に初詣(大宮氷川神社)に出かけ、大宮駅まで歩いた。駅前の三菱東京UFJ銀行はまだ看板の掛け替えは終わっていなかった。…写真を撮ろうと思っていたのに。。。(苦笑)

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 日経他の新聞(経済面)でも取り上げられていたが、1月1日に日本最大の預金量(&とても長~い名前)の「三菱東京UFJ銀行」が誕生した。
  口座数が4000万口
  有人店舗数672。。。みずほの1.5倍

 「国立社会保障・人口問題研究所」の「日本の世帯数の将来推計(平成17年8月推計)」によると、2005年の所帯数は4904万である。東京三菱銀行+UFJ銀行の口座を合計した数が4000万口。両方とも大銀行、大企業のメインバンクでもあるし、歴史の長い都市銀行だから多くて当然とは思うけど、すさまじい数である。
 …当然だけどこれが全部個人口座ということではない。
 朝日新聞によれば新銀行は取引先企業が約38万3千社。海外40カ国以上に支店や出張所など89拠点を持つそうである。海外拠点については、元東京銀行の流れも汲むわけでもあるから、多くて当然だけど、記事を読んでちょっとわからないことは、4000万口の内、取引先企業は企業口座が38万3千社ということ。どういうのを取引先というのかな。資本の関係(株式を銀行が持っている)があるのか、単なるお金の貸し借りの関係なのか。単純に給与振り込み銀行として新銀行を指定している会社(法人)は、どう考えても、ず~っと多いだろう。こういうのも取引先企業というのかな。1日にどのくらいの口座振替があるのかな。ものすごい数なんだろうということは予想できる。

 MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)は9月中間期決算で連結最終利益はトヨタ自動車を追い抜いた。結構な話だが、客の僕は何か利益がありましたかって考えても、何もない。店舗数が多いと言っても、僕の住んでいる大宮では、一等地に「三菱東京UFJ」-「三井住友」-「三菱東京UFJ」と2件並んでいる。(ついでにといっては変だが、三菱UFJ信託銀行と三菱UFJ証券まで並んでいる。交差点の角が三菱だらけである。)このなかで、僕が使えるのは旧東京三菱銀行ATMだけで、旧UFJ銀行は関係ない。どっちか一店舗でも西口に動いてくれればいいのだが、そうはいかない。決済のコンピュータシステムが統合されていないので、おいそれと店も動かせない。
 結局店舗数が削減されると窓口が混み合う。ATMだけでも2倍は設置しなければ客が不便を被ることになる。重複店舗の統廃合は不便なことなのだ。

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 10年以上前になるが、埼玉県の公金取扱指定銀行、県内市町村すべての公金取扱指定銀行だった埼玉銀行が、協和銀行と合併して協和埼玉銀行になると報道されたとき、時の畑県知事はあからさまではないが、協和埼玉と埼玉が後ろに来たことに不快感を漏らしたという。その後あさひ銀行、合併に伴い、りそなグループの埼玉りそな銀行と名前が変わる。これなら、埼銀(埼玉銀行)にもどってほしいものだと思うことがある。それくらい名前は大事だと思う。
 太陽神戸銀行と三井銀行が合併してできたのが、太陽神戸三井銀行。長い名前だった。この銀行は太神三井が略称だった。これでも、まだ長い。太陽神戸三井銀行は、しばらくしてさくら銀行になり、住友と合併して今の三井住友銀行になっている。
 東京三菱銀行の時は、一文字ずつ取ると「東」「三」になり、「とうさん」で縁起が悪いので略称を付けなかったとも言われる。今度は三菱東京UFJ銀行になる。でも、これまた省略しようがない。

 見渡してみると、メガバンクと呼ばれるものは、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループは名前見ればすぐ判るように、旧財閥系である。みずほ銀行にも旧安田財閥系の富士銀行が含まれているので、MEGAとつくような大きな金融グループはやっぱり昔も今もお金持ち。。。変わらないのかな。。。

 年賀状を見て年末年始の新聞を読み直しながら、こんなことを考えました。

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