<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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その昔。
英字新聞の記事を自動翻訳で和訳させたところ、ブッシュ大統領を「藪大統領」と翻訳した。

藪さんて。
うちの近所の人みたいやん。

とズッコケたことを思い出す。

大阪メトロの英語サイトの英文が自動翻訳を使ってチェックもせずに掲載したため駅名がおかしくなっていると産経新聞が伝えた。
なんでも「堺筋本町」駅は「Sakai Muscle」Station。
「天下茶屋」駅は「World Tea house」Station。
と訳しているそうで、メトロでは自動翻訳をそのまま掲載してしまった結果だと言い訳をしているという。

こういう民営化されて1年足らずの大阪メトロの失敗は少々政治的な混乱をもたらす。
大阪府知事と大阪市長選挙が迫っているので、このような変な名前が掲載されたのも大阪市営地下鉄を民営化した大阪維新の責任と言い出す人たちもいるかも知れない。
でも、そんな英訳をチェックもせずに掲載したのは政治の責任ではない。
大阪メトロの組織そのものの問題。
民営化は当然関係なくて企業として「スタッフいないの?」という問題なのだ。

ちなみに大阪メトロの企業としての規模は東京メトロとほぼ同じ。
大阪は首都圏にも増して外国人観光客が多く、主要駅には外国語を操るコンシェルジェも配置されている。
決して人材に不足しているとも思えない。
そんな大手鉄道事業者が奇妙な翻訳。

笑いのメッカ大阪だけにもしかすると漫才か新喜劇の「ネタ」だったのかも知れない。

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