<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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こう毎年ノーベル賞受賞者が日本人から選ばれると、
「今年のノーベル賞はいったい誰が?」
というような感覚に陥ってしまうのではないかと、いささか心配になったしまう。
しかも今回のように民間企業の方が授賞するというのも別の意味でも頼もしくなってきて期待感が一層増幅されるというもの。
もしも来年は出ないといことになるとアホな○○民主党あたりのアホな議員が、
「安倍のせい」
とやりかねないじゃないかと想像してしまって笑ってしまうくらいだ。
で今回もまたもや京都大学出身者。
ということで同じ用に国の予算をたんまりと使っている東大、阪大を始め旧七帝大の皆さんは是非とも頑張っていただきたい。
アホな議員を送り出すだけが帝大の役目ちゃいまっせ、と納税者として思ったのは言うまでもない。

で、この連続ノーベル賞はいつまで続くのか。
日本の基礎研究力は低い、ということが予てから言われているが実際そうなのかどうなのか。
私は科学者の愚痴が多分に混じっているのではないかと思っている。
科学の仕事は難しく予算がつくものとつかないものの差が大きい。
トータル予算はおろか科研費さえも取りにくい、という状況が一般研究者をして「基礎研究は大丈夫じゃない」という感情的な発言に繋がっているんじゃないだろうか。
でも、今回も旭化成という一般企業に勤務している先生が授賞するくらいに、実は日本でしか作り得ない工業製品もたんまりあることを考えると日本の基礎研究力は決してだめなものではないのだろう。

お隣の国の産業を根底から脅かしている化学物質もそうだし、液晶テレビのフィルム、集積回路を固める特殊な樹脂、ステルス戦闘機の電波を反射しない特殊塗料、デジカメの撮像素子から果てはマヨネーズのチューブや大粒イチゴや寒冷地でも育つ米など、実にすごいことなのだ。

ということで私も若ければ科学者を目指していたかも知れないと思えるおめでたいニュースなのだ。


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