なんだかんだ言ってみても始まってみたら目が離せないのがオリンピック。
もう私自身が生きている間には日本でオリンピックが開催されることはないだろうから、今年の東京2020は貴重な大会でもある。
一時期は私も「勇気をもって中止をしたら」と思っていたが、やはりこういう全世界的なイベントは中止してはいけない。
つくづくそう思い、反省もしたのであった。
で、世間は連日のメダルラッシュに湧いているのだが、どこか異世界の人々という感覚が漂っているのが政治家先生方。
無観客を宣言して、コロナ対応に振り回されている菅総理を中心とする政府与党。
「オリンピックは中止すべし!」
と最後までオリンピックを政争に利用していた野盗、じゃない野党立憲民主や社民党、共産党はだんまりを決め込んでいる。
何も言えない、何もできない。
と言ったところ。
で、この両者の共通点はどいつもこいつも機転が利かない、融通できない、応用能力は皆無で、間違いを間違いと認めることができない、というところだ。
菅総理は「これでもオリンピックするんですか?」とコロナ感染者が上昇に転じたときの質問に「無観客でもやります!」と言ったものだから、どうしても無観客でやることになってしまい、ワクチン接種完了者や人数制限などという科学的な検討も無視して我を通すしまつ。
このタイミングで、
「ワクチン接種者なら飲食は自由、オリンピック観戦もOK、旅行も大丈夫。」
これでマイカードに接種完了を記録しくシステムにしてカードリーダで簡単に確認できるようにすれば経済は潤うし、マイカードは普及する。
接種していないと何もできないから接種拒否者も減少する。
言うことなしなのだ。
でもやってることは受け身なことばかり。
週明けから非常事態宣言を大阪にも再発するみたいだが、大阪は前回の事態とは大きくことなり感染者は増えているが重傷者はさほど増えていないというこれまでの状況と大きく異る。
ベッド占有率も1/4程度。
これで非常事態を出されたら飲食業はたまったものではない。
松井大阪市長は怒り心頭のようで、「家族旅行も不要不急じゃありませんから。修学旅行もするし」と記者会見。
この人が自民党を見限ったのがよく分かる発言だ。
野党は振り上げた手を下ろせないので、仕方がないから「さくらの会」の話題を復活させて前首相を叩いている。
こういうのに政治を任せていると国が危うい。
「あんなこと言ったけど、やっぱりオリンピック、やってよかった。これは政府に一本取られましたな」
と野党が言ったら支持率上がるのに、ほんとにアホ。
ま、無粋な人々に政治はもともと無理なのかもしれない。