<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



韓国の大統領が証拠もろくすっぽないのに逮捕され事情聴取のために拘置されている。
我が国のメディアは、
「大統領が逮捕されるという前例のない状況」
とか、
「大統領の弁護士も裁判所に逮捕の根拠を求める訴訟を」
とか報道しているし、当の韓国は、
「大統領は反逆を企んでいる」
とか、
「検察はささっと大統領を逮捕しろ」
とか群衆が叫んで、それに検察だの裁判所が乗っかって動いている。

これって双方アホちゃうか、というような状況なのだ。

日本のメディアに勤務する記者や社員は中学、高校でちゃんと社会科を勉強してきたのだろうか。
この報道を見る限りしてないんだろうな、と思わざるを得ない。
というのも、大統領に反逆罪を適用したり、ろくに証拠もないのに大統領に逮捕令状出す裁判所があったり、大統領を逮捕する検察があったりで、

裁判所や検察は大統領より偉いんかい!
三権分立制の機能不全。
まったくもって憂慮する状況だ。

これ、日本のメディアならちゃんと伝えるべき。
「韓国は政治的にきわめて不適切な対応を行っていて危険だ」
「サムソンやヒュンダイ、ロッテなんて会社もあって、韓流アイドルもいるけど政治不安定な発展途上国であることをお忘れなく」
と。

要は法治国家ではなくて感情国家。

法律があっても「ムード」で左右されるので信じられるものは何もない、という社会なのだ。
だから日本のメディアが報道すべきは、

「何やってんの、韓国は。アホちゃうん」

という趣旨の報道をすべきだ。
韓国も日本にそんな報道をされたら、日本人からの悪口には敏感だけに、

「日本にこんなこと言われて馬鹿にされたニダ」

なんて自分たちのやっているアホさ加減に気がつくかもしれず、気が付かなかったとしても気がついた人が一人でも増えたら、それはそれでいいことに違いない。

ともかく韓国のアホさに同調してアホさを暴露している日本のメディアの体たらく。
それが問題。
アホはフジテレビの社長だけではないのだ。


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元SMAPの中居正広のスキャンダル。
「あ〜あ、またセクハラニュースかい」
と正直感じているところ。
とりわけ被害を受けた女性が9000万円という示談金を受け取ったという話を聞いたら、色んなことを考えてしまう。
果たして何が正解でホントに何があったのか、とか。

で、今回の事件を耳にして最も違和感を感じたのはフジテレビの株主の話。

タレントのセクハラ疑惑を放置したとして株主であるアメリカ企業がフジテレビにクレームをつけた。

何も考えずに聞いていると、
「やっぱりアメリカの企業はこういうことにセンシティブなんだ」
と思うところ。
でも、なんとなく変だなと思ってよくよく考えてみると、
「なんで日本のマスメディアに外国企業が出資してるんだ」
という違和感だった。

そもそもメディアは第三の権力というくらいに世論に与える影響は小さくない。
先の兵庫県知事選挙でも世論誘導を試みられたことは記憶に新しい。
SNSが影響力を持ってきて従来メディアが「オールドメディア」なんて言われて影響力の低下を招いているけど、情報発信力とそれに伴う影響力は決して小さくないわけだ。

それに外国企業が出資?

ええんかいな、そんなこと。

素直な疑問なのであった。

で、調べてみたらありました。
「放送事業への外資規制」
地上波、衛生放送ともに直接、間接的に放送の種別に応じて外国資本の参入を規制する法律があるようで、まだ読み込んでいないので詳細は省くとして、情報操作を危惧した内容であることは間違いなく、ともかく外資が全額出資で放送局を日本に置くことはできないのだ。

今回のフジテレビの場合は10%のステークホルダーということだが、ニュースによると最大の株主だそうで、果たしてそれが正しいのかどうか精査する必要があると思う。

これが米国ではなく中国企業だったりすると事態は深刻としか言いようはなく、いずれにせよ外国企業が少量であっても放送事業者の株主になって自分の意見を通すのは中居正広のセクハラ問題よりも深刻だと思う。

ぼーっと聞いていて違うところが気になったニュースなのであった。



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今場所、相撲が面白い。
上位の期待力士に軒並み土がつき、思わぬ力士が勝利を収める。
言っちゃ悪いが日本人力士の活躍が最大の魅力。

でも、一人、どうしても言いにくい四股名の人気力士がいる。

若隆景。

もうほんま、舌を噛んでしまいそうで、たまらない。
アナウンサー、毎日が大変だと思う。

あなたはちゃんと彼の名前を言えますか?


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期待していなかっただけに結構面白く感じたのはNHK大河ドラマ「べらぼう」。

前々回の「どうする家康」はビデオゲーム。
前回の「光る君へ」は平安コスプレ現代劇。
で今回は、と期待せずに見てみたら「マンガ」なのであった。

大河をマンガに。
これはある意味おもしろい。
もう大河ドラマは大河とは言わずに単に「大型テレビシーズ」と言ったほうがしっくりくるように思う。
内容が軽いので。

ともかく大掛かりだが、軽い。
ナレーションの綾瀬はるかに重みがなく、まるで風邪薬のCMのナレーション。
しかも狐になって登場してもケバいだけで可愛さはない。
当然「かわいい」という年齢でもないわけだから、もっと違う登場の仕方もあったかもしれないが、そこはマンガと割り切れば見れないこともなかった。

軽いが出演者は軽くない。

田沼意次演じるのは渡辺謙。
松平武元演じる石坂浩二。

この二人は大河ドラマの重鎮で渡辺謙といえば伊達政宗。
石坂浩二といえば柳沢吉保が印象深い。

さらに何故か登場する長谷川平蔵に中村隼人。

この中村隼人版鬼平は不良の頃、つまり「本所の鉄」のころを演じているのだが、これがなかなかいい。

平賀源内の安田顕も妙な雰囲気が十二分に漂っていて印象深い。

花魁演じる小芝風花も「あきない世傳 金と銀」の幸とは正反対でこれも見逃せない。
この正反対はちょうど龍馬伝のときに香川照之が演じていた岩崎弥太郎と「坂の上の雲」の正岡子規ほどの演技のギャップがあって面白いのだ。

ともかく鬼平はでるわ、平賀源内がでるわで、知っている歴史キャラ総出演で面白い。
当然蔦屋が主人公なのできっと歌川広重や葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴なんかも登場するのだろう。

まさにマンガ的魅力。

で、最も意外だったのは主演の横浜流星。
ちょんまげが似合い、チャキチャキとしたキャラクターが非常に上手い。

2話まで見て飽きないドラマなのだ。
正直、珍しい。



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「石川県の人口は130万人で全国トップだった」
(明治20年頃の調査では新潟県がトップ)

というのは明治維新の頃の話。
当時は東京や大阪よりも人口が多かったという。

現在の石川県の人口は110万人弱。
あまり人口として変わりはないように思われるけども、人口の半分が金沢市に集中している。

そのことを考えると他の地域は過疎地域といっても間違いはない。
全国的には東京への一極集中がなかなか是正できないできているが、ひとつの自治体をとっても県庁所在地にのみ人口が集中している状況だ。

この県庁所在地集中は地方行政にも大きな問題で、昨年の地震から能登半島の各市町は人口減に拍車がかかり復興事業にも影響が出ている状況だ。

なぜ明治維新の頃、地方の人口が多いかというと、それは農業生産のためだった。
当時、農業は人海戦術。
田植えも草取りも稲刈りも、精米も、すべて人力で行っていた。
だから村方に人数が必要だったこともあるし、江戸時代はある程度農業従事者の往来が規制されていたということもあり、大都市圏よりも人口が多かったのだ。

つまり農業という人材を必要とする職業が地方に存在して重要な地位を占めていた。

果たして今はどうか。
ちょっとしたヒントがあるように思える明治維新頃の石川県の人口なのであった。




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トランプ次期大統領が「メキシコ湾はアメリカ湾と呼ぶことしにしたい」と発言。
して物議を醸している。
この人が醸している物議は何もこれだけではないが、今回のこのアホな発言に喜びを感じている人々がいるに違いない。
それは韓国・朝鮮人。
きっとそう。

「トランプ大統領がメキシコ湾をアメリカ湾と呼んで良いんなら我々大韓民族が日本海を東海と呼んで何が悪い。」

となるのかも。

なんだかこういうハチャメチャな意見がまかり通りそうで大変で、しばらくこのトピックから目が話せない。
アホは話題ですけど。




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スターウォーズが公開されてからあと2年で50年になる。
日本では3年で50年だ。
日本での公開は米国で公開された1年後だった。
なぜ1年もあとになったのか。
そんなことは正直知らない。

とはいえ、1年待つことで当時スターウォーズを取り巻く空気感は独特のものがあった。

まず、
「なにやらアメリカで凄いSF映画が公開になって「ジョーズ」を超える興行収入の新記録を作ったらしい。」

という噂が入ってきた。

「スターウォーズってどんな映画?」

とうのが当時の映画好きティーンエイジャーの話題だった。

「もしかして宇宙大作戦 スター・トレックの新作?」

という勘違いも生んだ。

「ロードショー」や「スクリーン」といった月刊映画誌に写真は掲載されるが、なんかよくわからない。

金色のロボット?
ドラム缶みたいなロボット?
猿みたいなんはなんや?

と、言う具合に。

サントラ盤が先行して発売されたので買って聞いてみると迫力満点のクラシカル。
クラシックは学校の授業であまり好きではなかったのだが、ロンドンフィルが演奏するスター・ウォーズ楽曲の珠玉の数々を聞いているうちにオーケストラのサウンドに大いに魅了されるようになった。

だけど、音楽だけでは映画の内容は音楽からはわからない。

そんなこんなで1977年暮れの「未知との遭遇」の公開時に予告編として動くスターウォーズ」を見たときに、

「なんじゃこれ?」

となり、だんだんと「大ヒット作」「SF」「なんだか凄い」というのが重なって1978年6月の公開まで、ワクワク感が時が経つほど強まっていったのであった。

そのスターウォーズの最新が発表された。
物語はなんでも25000年前の舞台設定。
なんじゃいこれ?
地球の歴史やったら「はじめ人間ギャートルズ」じゃないか。

フォースを始めて使うことになる人物に焦点を当てたストーリーだそうで、この時代設定にしたのは、

「手錠をかけられたようなルーカスが作った世界観にとらわれず物語を描けること」

なんだそうだ。

「ルーカスの世界観ががスターウォーズ違うんか」と思ったけどボヤくと、

「ジジイがまた騒いでる」

とカミさんに叱られるので黙っている。
が、これってなんなのか。

ジョージ・ルーカスがスター・ウォーズの権利をディズニープロダクションに譲渡した後の最初の映画公開時のインタビューで、

「非常に後悔しています」

という発言をされていた。

25000年前のスターウォーズ。
ワクワクしないのは何故なのだろう。


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年末に宮城県の弁当工場でつまみ食いをする中国人従業員の動画が拡散。
ちょっとした事件になった。
食中毒などの事故には至らなかったものの、

「衛生管理どうなってんの?」

と恐らく会社の管理担当者は処分を受けているに違いない。
で、

「また、中国人か」

という批判もあるかも知れないが、これまでは中国の工場での不祥事発覚が大半のケースだったのが今回は国内工場。
これってちょっとした心配ごとでもある。

というのも、国内の食品工場はどれだけの外国人作業者で占められているのかということが気になりだしたのだ。
最近は外食店員も、コンビニ店員も、スクラップ業者の作業員もみんな外国人。
経営しているのも「もしかして外国人?」と思ってしまうケースもなくもなく、日本人はどこへ行ってしまったんだと思うことしばしばである。

この事実。
マスメディアは伝えない。
都合よく知らんふりする事実の一つなのかもしれない。

私が乗り降りする駅の早朝。
駅のバス停でもないところで数十人の外国人の行列が毎日できている。
ある者は縁石に座ってタバコをふかし、またあるものはおしゃべりに興じ、またあるものは大声でスマホで話をしている。
時間が午前6時過ぎということもあり目立つのだが、そういうことはいっこうにお構いなし。
女性が圧倒的に多いのだがベールを被った人が多いのは東南アジア系の出身者が少なくないだろう。
中国系と思われる極端にデカい声でワイワイする人たちはいない。

この人たち。
実は臨海部にある食品製造工場の従業員なのだ。
迎えに来るバスには関西空港から出発するエアライン向け機内食のケータリングをしている企業や、大手酒造メーカー傘下の鍋材料を作っている企業の名前が記されている。

特徴的なのは日本人らしい従業員の姿がちっとも見られないこと。

もしかして外国人従業員専用なの?

と思わないこともないけれども、降りてくる人の中に稀に日本人らしい人もいることから、外国人専用ではないらしい。
でもこれだけ従業員送迎バスに乗る人が外国人ばかりということは生産に従事しているのも外国人が主になっているということだろう。

多分、この2社の加工品には、

「国内製造」

と書かれているのだろうが、外国人を使って加工している国内製造であることは明記されていない。

これって海外生産とどれほど違うのか。
宮城県の事件を見て、気づかなかった「国内製造」のその裏側にリアルに気がついた次第なのであった。


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実際にこういう人がいるというのを始めて見た、というかニュースで見た。
それは何かというなれば、

「俳優・吉沢亮の隣家侵入事件、ただし酔っぱらい状態で」

なのであった。

落語好きの方なら知らない人はいないかもしれないが、落語の噺には時々酔っ払って自分の家がわからなくなり、あたり構わずご近所の玄関扉をたたき、大声でカミさんを呼び、他人の家に入ろうする、というキャラクターが登場する。

今回の吉沢亮のケースはこの落語みたいな人物になっていた。

だいたいこういう人の職業は大工や行商、車引、芸人などが一般的だ。
が、今回は近代日本経済界の礎を築いた渋沢栄一を演じた吉沢亮。
大河ドラマ主役経験俳優。
でも、芸人(芸事のひとつ役者)なのであって上記の落語キャラに当たらなくもないのだ。

それにしても酔っ払って自分の家がわからなくなるなんて、なかなか庶民的ではないか。
私はこういう事件はなんとなく大好きなのだ。

入りこまれた家の人もびっくりしただろう。
勝手に入ってトイレに入ろうとしている見ず知らずの男。
でも、よく見るとテレビや映画でよく見る吉沢亮。

多分、どっちもびっくりしたに違いない。
家に入ったら熊がコタツに入っていた、という年末の事件を思い出したが熊でなくて役者なのであった。

むか〜し酔っ払ってタクシーの運転手を殴った漫才師やアナウンサーがいたが暴力も振るっていないし、なぜか笑えるところに救いがあるというものだ。

そもそも吉沢亮はどんなところに住んでいるのか。
スターだけに豪華一戸建ての邸宅か。
それとも都内の億ションか。
私は大阪西成区や東京台東区の今もわずかに残る長屋に住むことをおすすめしたい。

なお、二枚目なはずの人気男性俳優が庶民的な笑える事件を起こしたのは草彅剛の東京ミッドタウンを裸で馬鹿騒ぎ事件以来、2度目かも知れない。


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アマゾンプライムでの正月の映画鑑賞。
フランス映画「人生ブラボー!」に続いて見たのがイギリス映画「ロスト・キング 500年越しの運命」。

2012年にイギリスのレスター市で発掘されたリチャード3世の埋葬地発見と発掘につながる物語で、その重要な役割を果たしたリチャード3世協会に所属する女性にスポットライトが当てられている。
事実を元にした物語なのだった。

リチャード3世というとシェークスピアの戯曲が有名だ。
残念ながら私は読んだことがなかったのだが、その中ではリチャード3世は「偽悪で狡猾で残忍な人間として描かれていて、簡単に言うと悪人である。

そのシェークスピアが描いたリチャード三世は戦争で亡くなったあと遺骸は川に投げ捨てられていたと思われいたが長年の調査の結果レスター市内の学校の運動場あとに埋められているのではないかとの説が有力となる。

主人公の女性はリチャード3世の幻と対話しながら、その場所を特定する。

どんよりとした雰囲気のイギリスの空気感と歴史館、大学の権威と個人の力量と限界。
活動を見守る家族。

それぞれが交錯して物語としてはスリリングでもあり、一種のファンタジーとしても楽しめるような映画だった。

この映画を見てつくづく感じたのは、死後その人の人生を描くのは他人であり、時事が書かれるわけではないということ。
そしてそれが一旦世間に受け入れられると変更を迫るのは容易ではないということだ。
400年前にシェークスピアが執筆した戯曲はその100年前の出来事であり、今の感覚からするとより時代が近いのでシェークスピアの考えは正解なんだろうと思う。
ところが実際に100年のブランクは明治維新を描く今の時代と一緒なので、どこまで正しいのか判断しかねる部分でもあるのだ。

2012年の歴史的発見はDNA鑑定という最新の科学が介在して証明された。
果たしてリチャード3世はどういう人であったのか。

見終わったあと、色々と想像を巡らすことのできる映画なのであった。



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