<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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1972年の夏。
公園で元気に遊んでいた私はその夜、突然の発熱に襲われ意識混沌とした。
驚いた両親が病院へ連れて行くと、かかりつけ医いわく、
「熱射病ですよ。」
と言ったとか。
今でいう熱中症だ。

何しろ小学校低学年の時で細かいことはすっかり忘れているが、病院で打たれた紫色の薬とフラフラで寝込んでいた感覚と、治りかけた頃にM君が遊びに来て、外へ出ていって叱られたことを覚えている。

ここんところ「熱中症で救急車で運ばれました」とか「亡くなりました」なんてニュースがひっきりなしに流れている。
学校の体育の授業で倒れる。
運動会で倒れる。
クラブ活動中に倒れる。
家で脱水症状で倒れていた。
なんて、大変だ。
高齢者のそれはわからないでもないが、若い人たちが熱中症で病院に運ばれるのがあまりにも多い気がするのは気のせいなのか。

私はもしかするとスマホ、ビデオゲーム、SNS漬けの生活が熱中症で倒れますと大きく関係しているのではないかと思われてならない。
というのも、日常的に涼しい室内で体を動かさずに指先だけを何時間も動かす生活をしていると季節の変化に付いていくのが難しくなるんじゃないだろうか。
だから30℃以上の暑い日に急に屋外活動なんかすると体がなれていないものだからバタっと倒れて救急車のお世話になる。

日頃からスマホなんか持ち合わせず、せっせと屋外で何かと精を出していると少々の暑さは大丈夫なんじゃないかと思えるのだ。

それが証拠に甲子園球児で試合の途中で熱中症で倒れた選手を未だ見たことがない。

熱中症とスマホは強い関連があるに違いない。

なお、小学生のときに熱中症で寝込んだ私は単なる遊び過ぎだと思います。
帽子かぶってなかったし。


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