<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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今年のように突然季節を飛び越え暑くなると身体が慣れていないため熱中症を発症したり、バテたり、冷たいものを飲みすぎて腹を下したりしてしまう。

私の住む大阪の夏は南国から来た人が「大阪は暑すぎる」と汗をたらたら流しながら褒めてくれるほど過酷でもある。
子供の頃は熱射病を体験するまでは暑さなどへっちゃらで屋外で遊びまくっていたものだが、あの時以降、暑さに弱くなってしまった。

しかし、子供の頃に農作業で鍛えたという親よりも少しは暑さに強かったと思えるのは小学校5年生の夏休みに奈良ドリームランドに連れて行ってもらった時、親は「暑い、暑い、休もう〜」とばかり言っていたのに、私は元気ハツラツで色々なアトラクションに夢中になっていたことがあった。
帰宅して天気予報で、
「今日の奈良の最高気温は38℃でした」
というのを聞いて、38℃は大した事あれへんなと思ったものだ。

ただ年齢とともに暑さには忍耐が必要になるようで、社会人になってからは夏の営業周り、現場立会は苦痛になるようになった。

30代後半。
その暑さに耐性ができるようになった。
何が起こったかというと、GWは働いて、その直後に休みを取得して東南アジアを旅行するようになってから、暑さをさほど厳しいと感じなくなった。

5月から6月のタイのバンコクはすこぶる暑い。
この街は一年を通してず〜〜〜〜〜〜〜〜っと暑いのだが、とりわけ4月から7月頃が一番蒸し暑い。
この街をバックパック旅行で訪れて日中ぶらぶらするだけで暑さに耐性ができてくるのだ。
私がしょっちゅう訪れていた頃は地下鉄はまだなく、開通したばかりのスカイトレインも路線が短い。
畢竟、観光地の見学や市場への買い物にはトゥクトゥクか徒歩、ということになる。
このうち徒歩がかなり厳しい。
夜、飲みに行くためにホテルからシーロムやスクンビット通りの盛り場に出るだけで暑くてしかたない。
しかしせっかく旅行に来ているのだからと外出してレストランや屋台で飲食する。
それでも慣れてくるとあまりに暑いのでホテルの近所のコンビニでビールなりおやつなりを買い求め、屋台で買ったガイヤーンなどを主食にホテルの自室でテレビを見ながら夕食を取るということも少なくなくなってしまった。
これでは単なる出張と同じではないか、と思ったりしたが暑いので出歩くのが面倒になることもあった。

ところがこの暑さ。
日本が本格的に夏を迎える前に東南アジアの酷暑をたとえ4日間でも体験すると暑さに免疫がでるのだろうか。
帰ってきてから暑さだがなんともなくなってしまうのだった。

暑さは慣れ。

コロナで海外旅行はまだまざ難しいけれども、本格的に夏を迎える前に暑いところへ出かけるのは健康のために良いのは間違いない。


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